新しい技術を開発したスタートアップと、新しい技術を探している会社が一カ所に集まって、次々とお見合いをする「スピードお見合い」の場が増えていると、シリコンバレーの瀧口 範子さんが伝えている。
1対1で対面できるテーブルが部屋にずらりと設けられ、5分とか10分とかといった持ち時間で座る場所を移動、その短時間の間に、相手のやっていること、自分が求めていることなどを早口で情報交換し、うまくいきそうならば後日にミーティングをセットするという段取りらしい。
昔、自社のテクノロジーやビジネスモデルを3分間でベンチャーキャピタリストに伝える「エレベーターピッチ」が取り沙汰されていたが、今や聞く側も瞬時にして相手のテクノローやビジネスの根幹を理解しなくてはならなくなったということか。
スタートアップの数が以前とは比べものにならないほど増えている状況が背景にあるというのは、間違いないだろう。
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/column/20140901/1141044/
Gartnerが、「先進テクノロジのハイプ・サイクル: 2014年」を発表している。
利用企業に、どのようなテクノロジが新たに登場しているのかを把握させ、デジタル・ビジネスへの変革というコンセプトを活用して、どのビジネス・トレンドが生み出されるのかを示すことを目指したものとしている。
デジタル・ビジネスに向けた動きが今後の中心的なテーマになるとしているが、ロードマップでは、以下の6つのビジネス時代モデルが定義されている。
ステージ 1: アナログ
ステージ 2: Web
ステージ 3: E-Business
ステージ 4: デジタル・マーケティング
ステージ 5: デジタル・ビジネス
ステージ 6: オートノマス (自律型)
デジタル・マーケティング (ステージ 4)のステージでは、「力の結節」(モバイル、ソーシャル、クラウド、インフォメーションの強固な結び付き) が重要とし、企業は消費者とつながるための新しくより洗練された環境に焦点を当てることになるとしている。
デジタル・ビジネス (ステージ 5)のステージでは、人、企業、モノの統合に焦点が当てられ、モノのインターネットならびに、物理的世界と仮想世界の境界があいまいになるとしているのは面白い。
オートノマス (自律型) のステージ6において、企業は人間と同様 (ヒューマンライク) な能力または完全に人間に代わる能力を提供するテクノロジを利用することが可能になるとして、自律走行車による人や製品の輸送、またコグニティブ・システムによるテキストの書き込みや顧客からの問い合わせへの回答などが先行した例になっているようだ。
http://www.gartner.co.jp/press/html/pr20140903-01.html