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Channel: IT起業研究所 ITInvC 代表小松仁
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映画『ブレードランナー』の最後の、レプリカントの独白

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茂木 健一郎さんの「映画『ブレードランナー』の最後の、レプリカントの独白について」でのコメントが興味深い。
 
「『ブレードランナー』には、二つのテストが隠れている。
 
一つは、人間そっくりのレプリカントと恋に陥ることができるかというテスト。
 
もうひとつは、レプリカントは自己意識を持つかというテスト。
 
ハウアーの最後の独白は、後者にかかわる。」
 
「雨の中の涙」モノローグと言われるこの独白の中で、レプリカントが言う言葉は、一部が、ルドガーハウワーがその場で工夫し、つけくわえたもので、撮影の時にハウワーがこの言葉を言い終わると、撮影クルーからは拍手が起こり、中には泣いた者もいたという。
 
「私は、あなたたちが信じられないようなものを見てきた。
 
オリオンの肩で炎上する戦闘船や、タンホイザー・ゲートの近くの暗闇で光るC-光線などを。
 
これらのすべての瞬間は、もはや失われる。
 
雨の中の涙のように。
 
死ぬ時がきた。」
 
『ブレードランナー』のディレクターズ・カットでは、レプリカントを追い詰めるハリソン・フォード自身が、実はレプリカントであることを示唆するシーンも含まれているらしい。
 
IT起業研究所代表 小松仁
 
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たかが英語、されど英語というバランス感覚

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茂木 健一郎さんが、英語教育についての一番健全な態度は、たかが英語、されど英語というバランス感覚をつけることだろう、としているのは的を射ていると思う。
 
日本の国際教養系の学生は、傾向として、英語は喋れるけれども、理数系のような深い知識には欠けることが多く、オタク力と英語力がトレードオフの関係にある、というのも残念ながら理解できる。
 
英語教育重視、といっても、日本国民が英語ペラペラだが頭からっぽ、の状態が目標ではないはずで、いかに数理的オタク力と、英語力を両立させるかは重要な課題というのは、尤もだと思う。
 
IT起業研究所代表 小松仁
 
https://www.facebook.com/kenichiromogiqualia?hc_ref=NEWSFEED&fref=nf

ファッションはビッグデータでパーソナライズできるか

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渡辺千賀さんが、「テクノロジー・ベンチャー・シリコンバレーの暮らし」で、ファッションはビッグデータでパーソナライズできるのだろうか、と述べている内容が面白い。
 
「買う側が何がくるかわからない福袋的洋服詰め合わせオンライン販売」を試してみたらしく、StichFixM.M.LAFLEURという2社の例を紹介している。
 
StichFixでは、「データ解析でユーザに最適な商品を」ということでデータサイエンティスト60人がAIを駆使していろいろなブランドの服飾品から箱の中身を選んでくれるらしい。
 
M.M.LAFLEURでは、福袋的に送ってくる箱にはBENTO BOXという名前が付いているというのも、面白い。
 
ファッションという好みや形の向き不向きのレンジが著しく大きい製品の詰め合わせ通販を2社試してみたわけだが、とりあえずの感想としては、まだデータだけで個人の好みに完全にパーソナライズするのは難しそう、というのはよく理解できる。
 
一方、関連して、Facebookに書いた文章の単語を拾う程度の段階は(多分)5年前に終了、今では携帯アプリで会話も聞いている(←Facebookは「いつもじゃない」と反論しているが)と、結局のところビッグデータ周りで最強はFacebookか、としているのも頷ける。
 
IT起業研究所代表 小松仁
 
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トヨタ・豊田章男社長スーパーインタビュー

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「フェルディナント・ヤマグチの走りながら考える トヨタ・豊田章男社長スーパーインタビュー(その1)」の中にある次の一節は、興味深く参考になると思う。

 
「米国議会での公聴会の時にはっきりさせたことが有ります。
 
私の役割は何なのか。
 
社長にはどんな役割があるのか。
 
たったの二つです。
 
ひとつ目は『最終的に誰も決められないことを決めること』。
 
そしてもう一つが、『その責任をとること』です。
 
『誰も決められないこと』とは、得てして『やめる』ことです。
 
何かをやろうとすること、何かを始めることは、放っておいても誰かが決めて行くものなのです。
 
しかし長年やってきたこと、続けてきた何かをやめる決断をする事は誰にも決められません。
 
自分の決定によって、誰かが困ったり傷付いたりする。
 
そういうことを考えると、人は決断できなくなってしまうものなのです。」
 
IT起業研究所代表 小松仁
 
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感情を理解するAI

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Ventureclef宮本和明代表が、「感情を理解するAI ~ 声のトーンから心情を読む、Apple Siriが優しくなる?」と報告している内容が興味深い。
 
もしSiriが感情を理解すると、人間のような反応が期待できる、仕事が忙しく疲れていると把握すると、Siriは「少し休憩してお茶を飲みましょう」と提案する、落ち込んでいる時はSiriが好きな曲を再生してくれるのかもしれない、というのは、夢物語ではなく、近い将来の話だろう。
 
「マシンが人間の感情を理解してヒューマンタッチな振る舞いをする。
 
マシンが話し言葉からその場の空気を読むことができる。
 
いまマシンと人間の関係が変わろうとしている。
 
人間の感情を理解するAIが登場している。
 
マシンとの信頼関係が生まれる日もそう遠くはない。」
 
「イスラエルに拠点を置くベンチャー企業『Beyond Verbal』は、人の声を解析して感情や特質を抽出する技術を開発している。
 
この技法は『Emotions Analytics (感情解析)』と呼ばれ、マーケットリサーチに応用されている。
 
また、声から病気を診断する研究で大きな成果が報告されている。
 
これらの研究は人間のように振る舞うマシンに繋がると期待されている。」
 
IT起業研究所代表 小松仁
 
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次なる大きなものは最初おもちゃのように見える

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Taka UmadaThe University of Tokyo, Ex-Microsoft Ventures)さんが、「成功するスタートアップは一夜にして成功する。ただし、・・・」の中で、「次なる大きなものは最初おもちゃのように見える」と言われ、「新しい技術は、個別具体的な問題を解決する手段として、かなり原始的な状態で誕生することが多い」(How Google Works)という一節を述べているのは、興味深く参考になる。
 
Pixar Ed Catmull も「独創性はもろい、そしてでき始めのころは見る影もない、私が初期の試作を『醜い赤ん坊』と読んでいるのはそのためだ、…時間をかけて辛抱強く育てなければ一人前になれない」(Creativity, Inc.) と述べているのも、よく理解できる。
 
IT起業研究所代表 小松仁
 
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Appleの人工知能戦略

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Ventureclef宮本和明代表が、「Appleの人工知能戦略、SiriiOS10でボイスクラウドに進化」で、SiriはもはやOS機能ではなく、ボイスクラウドとして位置づけられる、AIで足踏みをしているAppleが巻き返しに転じた、と伝える内容が興味深い。
 
「新しくなったSiriを使うと利用できるシーンが増えてとても便利になったと感じる。
 
同時に、Siriの音声認識精度についてフラストレーションを感じることも少なくない。
 
GoogleAmazonと比べるとその差が歴然としてきた。
 
iOS 10からはSiriの機能が公開され、ボイスクラウドに進化した。
 
この基盤上でクールなアプリが登場しようとしている。
 
AIに対して及び腰であったAppleであるが、Open Siriで機能アップが期待される。
 
最初にSiriを使った時の驚きは鮮明で、SiriKitはこの輝きを取り戻す切っ掛けになるのかもしれない。」
 
IT起業研究所代表 小松仁
 
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偽記事を取り上げたFacebookのアルゴリズム

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シリコンバレーのジャーナリスト瀧口範子さんが、「偽記事を取り上げたFacebookのアルゴリズム、人間排除で失態」の中で、Facebookのアルゴリズムが、偽記事を「トレンディングトピックス」(英語版の画面右上の小さなコーナにFacebookのユーザーらが話題にしているトピックをランキング順に数本、見出しと共に掲載する)に長時間にわたって掲載し続けたできごとは、いろいろな意味で示唆に富んでいるというのは、興味深い。

 
20168月末、ここにでたらめな内容の記事が掲載されて、ランキングのトップを飾っていたらしいが、共和党に傾倒していることが知られるテレビ局「Fox News」の女性アンカーが、実は隠れヒラリー支持者で、それがバレて同局を首になったという内容だったようだ。
 
偽記事はその数日後に浮上し、トレンディングトピックスに表示され続け、これが偽記事であることを判断する人間がいなかったので、少なくとも8時間にわたってトップに居座り続けたという。
 
Facebookのアルゴリズムをもってしても、まだまだ人間の判断力には及ばないとする一方、より大きな問題は立派に機能するアルゴリムズが出てきた時に、どうすればいいのかだというのは、尤もだと思う。
 
Facebookの編集チームの作業は、アルゴリズムが編集方法を「機械学習」するためにも利用されていたようで、AIがビジネスの随所に盛り込まれている今、実は我々はみな、もうそんな作業をしているのではないかという危惧は、よく理解できる。
 
IT起業研究所代表 小松仁
 
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ウーバーが自動運転タクシーをいきなり路上で走らせる理由

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シリコンバレーのジャーナリスト瀧口範子さんが、「ウーバーが自動運転タクシーをいきなり路上で走らせる理由」で伝えてくれる内容が興味深い。
 
ロボタクシーの展開を開始したのは、ペンシルバニア州ピッツバーグで、今後、同市のウーバー利用者は、ロボタクシーによる配車を選ぶことができ、現在市内で14台配置されている自走車が迎えにくる可能性もあるという。
 
カーネギー・メロン大学のお膝元で、ウーバーは1年半前に同大学のロボット研究所の研究者をごっそり雇い入れた背景がある。
 
ただ、自走車を選んでも、やってくる車には人間が2人乗り込んでおり、1人は運転席に座り、いつでもハンドルに手がかけられるようにしている「セーフティドライバー」と称する人で、もう1人は助手席に座り、コンピュータで走行状況をモニターしているようだ。
 
要は、路上展開とはいえ、ウーバーのテスト走行に乗客を乗せたというパイロット配車という形らしい。
 
賢明なアプローチといえるのではないだろうか。
 
IT起業研究所代表 小松仁
 
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サンフランシスコの住宅バブル

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シリコンバレーのジャーナリスト瀧口範子さんが、「高騰が続くサンフランシスコ不動産市場、住人としては不安な日々」と伝えている内容を読むと、確かに住宅バブルの状況のようだ。
 
ニューヨーク、マイアミと並んで、サンフランシスコは3大住宅バブル危険地域とされているらしい。
 
IT起業研究所代表 小松仁
 
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まだUberに乗ったことがない人は是非乗ってみよう

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シリコンバレーの渡辺千賀さんが、「テクノロジー・ベンチャー・シリコンバレーの暮らし」で、まだUberに乗ったことがない人は是非乗ってみましょうと紹介してくれている内容が具体的で面白い。
 
どんな会社を見て回るよりITの破壊力が実感できるはずで、本当はAirBnBにも泊まってもらいたいのだが、せめてUberだけでもということらしい。
 
実はUberはあくどい経営で有名であり、本当は競合のLyftを応援したいのだが、「日本で登録しておいてアメリカで乗る」というのができないといった事情も参考になる。
 
IT起業研究所代表 小松仁
 
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アルゴリズム革命の衝撃:人工知能(AI)とシリコンバレーがもたらす次なるディスラプション

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キャノングローバル戦略研究所CIGSで、スタンフォード大学アジア太平洋研究所リサーチアソシエート、CIGS International Research Fellowの櫛田健児さんによる「アルゴリズム革命の衝撃:人工知能(AI)とシリコンバレーがもたらす次なるディスラプション」の講演を聴いた。
 
最近、同名の本「シリコンバレー発 アルゴリズム革命の衝撃 アメリカで起きていること、これから日本で起きること」も刊行され、詳しく読むこともできる。
 
シリコンバレーは日本をディスラプト(破壊)する黒船なのか。
 
ペリーの黒船によって開国を迫られた日本は、その後、明治維新というという名の自己革新(イノベーション)を経て、世界の列強の仲間入りをしたのではなかったか、と激励してくれている。
 
シリコンバレーは、日本にとって、もはやただの競合ではなく、むしろ、「活用」すべきエコシステム(経済圏)なのだ、明治維新の時も和魂洋才でそとの力も借りた、というのはよく理解できる。
 
「クラウド」「ビッグデータ」「IoT」フィンテック」「人工知能」といったバズワード(流行り言葉)が、実はすべて同じ現象から成り立っているとしているのは、的を射ていると思う。
 
IT起業研究所代表 小松仁

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AIを使い画期的新薬の開発を後押し

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AIを使った創薬ベンチャーの米アトムワイズは、エボラ出血熱に効く薬の候補2つを発見し、通常、数年かかる探索をAIにより1日で終えたとされている。
 
こういった期待からか、厚生労働省はAIを使い、高い効果の見込める画期的新薬の開発を後押し、抗がん剤といった新薬のもとになるシーズと呼ぶ新規物質を見つけ、数年内に研究者らに提案することを目指すらしい。
 
巨額の費用が必要で成功率も低い新薬の開発に向けて国の支援を強化、AI活用で開発を効率化し、医療費全体の抑制につなげる狙いもあるようだ。
 
ただ、医薬品開発のリスクとインセンティブが、ビジネスライクから歪まないか、ちょっと心配もするのは余計なお世話だろうか。
 
IT起業研究所代表 小松仁
 
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ある米ベンチャーの大嘘と破綻

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シリコンバレーのコンサルタント渡辺千賀さんが、「『大成功』 ある米ベンチャーの大嘘と破綻」で、大ブレークした血液検査ベンチャー「セラノス」は、成功の源となった革新的技術自体が「大嘘 」と報道され、一気に価値が凋落したいきさつを紹介している内容が、興味深く参考になる。

 
セラノスのビジネスは「患者の指先から採取した少量の血液を(自社開発の)小さなカプセルに入れて診断センターに輸送し、(同じく自社開発の)エジソンという診断器を利用して迅速に検査結果を出す」というものだったらしい。
 
なぜ、こんな会社に700億円もの投資資金が集まったのか、そこには「人材わらしべ長者」といもいうべき創業者ホームズのネットワーク構築術があったとされる。
 
このように、「世間で話題になっている」「素晴らしい人たちから高く評価されている」「大手のビジネスパートナーがいる」といった「客観的には高得点」なベンチャーですら、怪しいことが起こり得るのが、ベンチャー投資の世界であるというのはよく理解できる。
 
特に製品化までの道のりが長い(10年~20年もかかる)医療系ベンチャーでは、驚くべき詐欺まがいの起業家に出会うことはそれほど稀まれではないらしく、「ドッグイヤー」のIT系では、すぐ成果を求められるため「怪しい人」は早期に淘汰とうたされがちなのと対照的であるというのも、尤もだと思う。
 
「集団の英知」に基づく判断は、魑魅魍魎が渦巻くベンチャー界では極めて危険であり、日本国内でもベンチャー投資への機運が盛んになってきているが、この点をそれぞれが自らの力でよく考えながら投資をしていかないと、いつかセラノスのようなケースが登場するのではないかという警告は、重く受け取る取るべきだと思う。
 
IT起業研究所代表 小松仁
 
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刻々とオーガニック(有機的に)に姿を変えていくシリコンバレー企業

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シリコンバレーのジャーナリスト瀧口範子さんが、エンタープライズ向けストレージサービスの企業Boxの開発者会議「BoxWorks」の様子を伝えているのが興味深く参考になる。
 
ストレージサービスの企業としてスタートした同社が、着々と「コンテンツマネージメント」や「ワークフロー」など業務分野にサービスを広げているらしく、エンタープライズソフトウエアやクラウドサービス市場における競争の中で、サービス内容の改善とユーザーの囲い込み戦略とを同時に追求する結果、刻々とオーガニック(有機的に)に姿を変えていくシリコンバレー企業の好例の一つとしている。
 
今後同様のエンタープライズ向けクラウドサービスを提供する米Salesforce.comや米Workdayなどとどう競合していくのか興味深いというのもよく理解できる。
 
IT起業研究所代表 小松仁
 
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内田樹さん、茂木健一郎さんの特別講演

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東京国際ブックフェアで、神戸女学院大学名誉教授、思想家で武道家でもある内田樹さんと脳科学者の茂木健一郎さんの特別講演を聴いた。
 
各々独立したセッションであったが、内田さんが、茂木さんの質問時間にも会場にいたりして、中々良い雰囲気であった。
 
茂木さんによると、ドストエフスキーの「罪と罰」は、世界中で翻訳されているが、いずれも優れた作品内容を保っているという。
 
夏目漱石の「三四郎」など英訳版でも優れており、これは文体のきれいさ、奇異さなどの影響が抜け落ちるためで、言外に現代の芥川賞の選考基準を批判している様子だったのは面白い。
 
IT起業研究所代表 小松仁
 
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GoogleのAIメッセージング『Allo』

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Ventureclef代表の宮本和明さんが、「GoogleAIメッセージング『Allo』をリリース、仮想アシスタントとの対話は近未来のライフスタイルを感じる」と伝える内容が興味深い。
 
AlloLineのようにテキストやマルチメディアを使って会話するメッセンジャーとして位置づけられるが、さらに仮想アシスタント「Google Assistant」を搭載しているのが最大の特徴で、会話型AIでコンシェルジュのように対話しながら応対してくれるようだ。
 
メッセージング市場では、Facebook MessengerSnapchatが先行し、AppleMessageでこれを追っている状況らしく、日本ではLineがトップを走り世界市場を目指している。
 
Googleはメッセージングプラットフォーム「Hangouts」を運用しているが苦戦を強いられているようだ。
 

AlloSmart Replyはテキストだけでなく写真に対しても使えるらしく、空港で撮影した飛行機の写真を受信すると、Alloは「Nice plane」、「Havea nice flight」、「Bon voyage!」と返信文を生成するとのことで、AlloAI,高度なイメージ認識能力を持っているのは間違いないようだ。

 
最大の特徴は仮想アシスタントGoogle Assistantをメッセージングに導入したことのようで、Assistantがコンシェルジュのように、会話しながら生活の手助けをするらしい。
 
Preview Edition」と表示されているように、使ってみると開発途上のベータ版との印象を受けるようで、まだまだ生活するうえでの必須ツールとは言い難いが、一方、Alloは人間とマシンの関係で大きな将来性を感じるというので、さらに今後を期待したい。
 
IT起業研究所代表 小松仁
 
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人間の関節や筋肉を模した外骨格スーツ「Soft Exosuit」

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ハーヴァード大学の応用生物学エンジニアリング研究所のチームが、軟質材料を使って、人間の関節や筋肉を模した外骨格スーツ「Soft Exosuit」を開発しているというのは興味深い。
 
人間が歩行する際には、筋肉の働きで「突然一気に力がみなぎって」、脚が振り子のようになるのだといい、こうした仕組みを慎重に模して、装着者が楽々と仕事をこなせるようにするのが、Soft Exosuitの目標らしい。
 

米国防総省の国防高等研究計画庁(DARPA)は、同チームの研究に期待が持てると考えているらしく、つい最近、SoftExosuitの開発資金として290万ドルを提供したようだ。

 
IT起業研究所代表 小松仁
 
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オープンソースプログラムの現実

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シリコンバレーのジャーナリスト瀧口範子さんの、「政府も積極活用するオープンソースプログラムの現実」によると、今やどのソフトウェアもオープンソースコードとは無縁でないという状況らしい。
 
過去12ヵ月間で、オープンソースに貢献した企業のうち、社員数が最も多かったのは、何とマイクロソフトだったというのは、意外の感が強い。
 
かつてはオープンソースソフトウェアを目の敵にしていたが、現在ではクラウドシステムの開発などで、オープンソースコミュニティは無視できなくなっているらしい。
 
IT起業研究所代表 小松仁
 
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『死ぬ気』でやってるヒラリーと普通のオバサンの役割

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シリコンバレーTechmom海部美知さんが、「『死ぬ気』でやってるヒラリーと普通のオバサンの役割」の中で、どんなに健康に気をつけ、いろんなことをヘルプする人が周囲にいたとしても、あんなに厳しい選挙戦を戦っているヒラリーは体力的にはとてもシンドいのではないかと思ってしまいます、と言っているのはよく理解できる。
 
「私はといえば、別に何事も成し遂げていないただのオバサンです。
 
昔は、スーパーウーマンに少しでも近づこうと努力しました。
 
それで多少は前進できましたが、まぁせいぜいこんなところです。
 
それでも、56歳のこのトシまで、子供にも恵まれながら、ずっと仕事をして経験を積み重ねてくることができました。
 
私よりも年上のワーキング・ウーマンは、少なくとも身の回りにあまり多くありません。
 
かつて、このトシで働いている方はごく少数の『スーパーウーマン』でした。
 
超絶的な才能や運や体力に恵まれていたり、お金持ちで家庭の管理を人に任せることができたり、子供をもたなかったり。
 
そうではなく、自分で家事も育児もやるミドルクラスの普通の女性が、このトシまで仕事して経験を積む、という例は、日本でもアメリカでも、過去にはあまり多くないと思います。
 
私達が、第一世代ぐらいかもしれません。」
 
歴史に残る業績はヒラリーにまかせて、私は普通のオバサンとして、何かあったとしてもどうせ大したことない『最後の業績』を無理して追い求めるよりも、この後に続く世代の女性たちが『死ぬ思い』をしなくても普通にコツコツと仕事を続けていくモデルになるほうがいいのかもしれない、と思うようになっています、というのは、海部さんのキャリアからすると、実に謙虚なコメントとして受け取りました。
 
IT起業研究所代表 小松仁
 
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