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Channel: IT起業研究所 ITInvC 代表小松仁
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今年の「CESイノベーション賞」

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瀧口範子[ジャーナリスト]さんが、デザインやエンジニアリングの面で革新的な製品に贈られる今年の「CESイノベーション賞」の概要を紹介している内容が面白い。

センサーが使われている製品が目立つようで、サッカーボールにセンサーが組み込まれ、蹴った強さ、速度、ボールが飛んだ道のりなどのデータがブルートゥースで送信され、ビジュアルにその結果が見られるというアディダスの「スマートボール」、オランダのアマリロ・インターナショナルが開発した、侵入者をキャッチしてビデオや写真を撮るデバイス「ICAM HDプロ」、土壌の湿度や栄養分をセンサーで感知して、どんな植物が合っているかを表示してくれ、いったん植えると水やりのタイミングを教えてくれたり、どんな肥料をやるべきかなども指導してくれるイーダインのガーデンセンサー、ラジオ波を利用したワイヤレス充電技術で平らなパネルの上にデバイスを置くだけで充電され、デバイスだけでなく車両などにも応用可能というクアルコムの「Wiパワー」、等々。

http://diamond.jp/articles/-/64710

ソーシャル・セキュリティやパスワードといった固定の番号や文字列で情報を守ることの限界

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ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントへの大規模なコンピュータ・ハッキング事件に関連し、シリコンバレー在住渡辺千賀さんが、いろいろと甘い管理があったことも明らかにはなっているが、本気のハッカーグループにかなう大組織はなかなかいない、「ソーシャル・セキュリティやパスワードといった固定の番号や文字列で情報を守ること」の限界が近づいているということで、生体認証や公開鍵といった新しいセキュリティの必要性がまた一つ明快になった事件だったといえるとしているのは、尤もだと思う。

http://www.yomiuri.co.jp/job/entrepreneurship/watanabe/20141225-OYT8T50089.html

人工知能ソリューション

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シリコンバレー在住の宮本 和明さんが、人工知能の最新トレンドであるDeep Learningを取り入れたビジネスが拡大していると伝えている内容が興味深い。

シリコンバレーに拠点を置く「MetaMind」というベンチャーが、企業向けに人工知能ソリューションを提供しているらしい。

MetaMindはその将来性を高く評価され、Salesforce.com創設者Marc Benioffなどが投資しているようだ。

主要機能の一つ、「Language」は自然言語解析エンジンで、財務諸表などを理解し、リスクを査定し、もう一つの「Vision」はイメージ認識 (Image Prediction) エンジンで、イメージからそこに写っているオブジェクトを22000の区分に分類するもののようだ。

Visionの特徴は料理など、食品に対する認識機能が強化されており、食品の写真からその種類を特定する機能は、健康管理アプリで使われていて、スマートフォンで食事を撮影すると、システムがイメージを分類し、食事内容を把握し、カロリー量を計算するといった具合らしい。

また、Visionが高精度でイメージを判定できる背景には、システムを効率的に教育する「IcMe」(Image Classification Made Easy) と呼ばれるシステムの環境が整っていることがあるらしい。

IcMeはDeep Learningの中で、「Convolutional Neural Networks (CNN)」という技法を利用しているとのこと。

CNNは生物の脳がイメージ処理する方式にヒントを得て開発されたもので、コンピューターが視覚系を模したものであるが、今までは計算能力に制限があり、適用は限定的であったが、今では、GPUを含め高速計算を低価格で行えるようになり、アルゴリズムの進化と共に、コンピューターの視覚が劇的に進化しているのは間違いないだろう。

http://ventureclef.com/blog2/

人工知能を採用した自動運転技術Nvidia

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Ventureclef宮本 和明さんが、CES 2015で人工知能を採用した制御方式による自動運転技術を発表したNvidiaについて、このシステムを自動車に搭載すると、カメラで捉えたオブジェクトを高精度で把握し周囲の状況を理解できるとし、Audiがこのシステムの採用を表明、自動運転技術開発が加速しそうだと伝えている内容が興味深い。

自動運転開発プラットフォーム「Nvidia Drive PX」は、コンピュータービジョンに、データから高次の意味を抽出することができる機械学習アルゴリズムで脳の構造を模したネットワーク「Deep Neural Network」を採用、これを自動車に応用すると、単にオブジェクトを認識するだけでなく、置かれた状況を理解することができるという。

一部がパトカーや消火栓の陰で見えなくても、システムは正しくサイクリスト (Cyclist) と判定したり、夜間ドライブでも、街路灯などで対象物の判定が難しいなか、システムはスピードカメラを検出、更に、速度標識を認識、また自動車の車種も認識できるらしい。

NvidiaはAudiと10年にわたり共同開発を続けており、Audiは、既に、イメージ認識システムを開発、そのプラットフォームとしてNvidiaを使っているようだ。

超並列システムとMachine Learningで、インテリジェントな自動車を開発しており、Audi自動運転車が市場に登場するのはそう遠くないとしている。

これからの自動車はスーパーコンピューターを搭載し、ソフトウェアが走行を制御する仕組みとなり、Nvidiaはこの構成を「Software-define Car」と呼んでいるのも面白い。


http://ventureclef.com/blog2/?p=2535

Facebookが人工知能研究所Facebook AI Researchを開設

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さらに、Ventureclef宮本和明さんによると、Facebookは人工知能研究所Facebook AI Researchを開設し、Deep Learning研究の第一人者Yan LeCunの指揮の元、研究開発を進めているようだ。

次の10年は利用者がデジタルメディアを介して友人と接する方式のSocial Interactionで革新が必要とし、機械学習の手法Deep Learningを適用し人工知能がアシストするモデルを描いているらしい。

また、人工知能で事業を構築するためのポイントとして、人工知能市場を、水平市場と垂直市場の観点から考察し、何処を攻めるべきかを示しているのは参考になる。

ここで、水平市場はDeep Learning技術を汎用的に提供するモデルで、垂直市場は業種ソリューションに統合して展開するモデルを指している。

水平市場では、現行モデル (Convolutional Neural Networksなど) を凌ぐアルゴリズムが求められ競争は極めて厳しい。

これに対し垂直市場では、業種ソリューションをDeep Learningで強化する方式で、ビジネスとして成立しやすいと思われているようだ。

LeCunが注目している垂直市場は医療で、メディカル・イメージングがDeep Learningと親和性が高く、ここに大きなチャンスがあるとしているのは、面白い。

CEO Zuckerbergは個人としても、人工知能に大きな将来性を感じているらしく、サンフランシスコに拠点を置き人間のように考えて学習するソフトウエアを開発している人工知能ベンチャー「Vicarious」に個人として投資しているようだ。

Facebookは、さらに人の言葉を理解する技術を開発しているベンチャー「Wit.AI」を買収するなど、非常にアグレッシブな展開をはかっているらしい。

一方、驚異的な速度で学習する人工知能「DeepMind」の買収を目論んでいたが、Larry Pageが直接交渉し、Googleが買収することで決着したとのことで、競争も激しくなっているようだ。

http://ventureclef.com/blog2/

新しい産業パラダイムを築く破壊的イノベーターの育成

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シリコンバレー在住でネットサービス・ベンチャーズ マネジング・パートナーの校條(めんじょう)浩さんが、米国クライナー・パーキンス・コーフィールド&バイヤーズ(KPCB)という有力VCを取り上げ、米アマゾン・ドット・コム、米グーグルなど、新しい産業パラダイムを築いた破壊的イノベーターを育成し、今話題のウーバーにも早い時期から出資をして世界展開を後押ししている様子を伝えている内容が興味深い。

日本にはKPCBのようなVCは存在せず、日本でVCと呼ばれている投資機関は未公開株投資業に近く、成長意欲のある中小企業に出資、ある程度成長すると上場させて保有株の売却益により収益を得るわけである。

破壊的イノベーション推進を支援するシリコンバレー型VCを創成するため、国、自治体、金融機関、事業会社、外資などの総力を結集して作れないものだろうかとしているのは、尤もだと思う。

http://www.nikkei.com/article/DGXMZO81570280V00C15A1X12000/

課題大国日本の元気なベンチャー

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森川亮LINE社長が、日本は課題大国とし、最近これらの課題を解決しようという元気なベンチャーがいくつか生まれていると紹介している内容が興味深い。

ヘルスケア分野のFiNCや筑波大学大学院人間総合科学研究科久野譜也教授が率いるつくばウエルネスリサーチ、エネルギー分野では、画期的なリサイクル事業を推進している日本環境設計や風力発電を利用した再生可能エネルギーを推進しているチャレナジー、雇用関連のビザスク、日本に数多くある中小企業に眠っている技術やノウハウをそれらを必要とする大企業や中小企業とマッチングするサービスを提供してDisttyなど今後が楽しみである。

http://www.nikkei.com/article/DGXMZO81869310T10C15A1X12000/?n_cid=DSTPCS003

電力小売りの全面自由化と合従連衡

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2016年に予定されている電力小売りの全面自由化に向け、15年は事業者が本格的に動きだす年になりそうだという日経エコロジー誌記事が面白い。

豊富な電源設備を持つ大手電力会社が有利であるのは変わらず、大手に対抗するために、電源設備を保有する事業者と企業や家庭などの顧客を抱える事業者との提携が進むというわけである。

16年4月の販売開始に間に合わせるため15年前半が合従連衡のピークとなるだろうとみている。

例えば、ソフトバンクは、通信と電力を組み合わせた新サービスの提供を視野に入れているようだ。

同社のような通信分野からの参入だけでなく、ガス、電機、自動車、商社なども、自らの商品やサービスと電力を融合させた新サービスの提供に向けて準備を進めているのは間違いないだろう。

http://www.nikkei.com/article/DGXMZO81927700U5A110C1X93000/?n_cid=DSTPCS003

宇宙空間までインターネットを拡張

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ロンドン在住谷本まゆみさんが、ロンドン電波事情(WirelessWire)で、電気自動車のTesla Motorsや民間宇宙船開発のSpace Xを率いるElon Musk氏が、宇宙空間にまでインターネットを拡張し、将来的には火星と地球とをつなぐ通信ネットワークの構築を視野に入れていると伝えている内容が面白い。

地球の軌道上(高度750マイル付近)に数百機程度の通信衛星を打ち上げ、これを利用して高速なインターネット接続サービスをネット接続環境がまだ整備されていない地域の人々に提供しようというもので、100億ドル程度の資金を投じる見通しらしい。

同様の衛星通信網実現を狙うOneWebは、Qualcommとバージングループの2社から資金を調達しているとのことで、この領域での展開が今後面白そうである。

http://wirelesswire.jp/Watching_World/201501191318.html

ビーコン技術の広がり

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ジャーナリスト瀧口範子さんが、アップルを追ってペイパルやクアルコムも参入するというビーコン技術の状況を伝えている内容が興味深い。

ビーコンは、Bluetoothとラジオ波を用いる省エネ型の通信で、屋内に設置したハードウェアからそこにいる人のスマートフォンなどにメッセージを送るシステムで、究極のロケーション技術という。

GPS機能が利用できない場所でもそこにいる人を認識することができる点が注目されており、マクドナルドなど小売り、ミシシッピ大学など大学スポーツ、マイアミ国際空港などの先行例を始め、スマートホームにも使えると期待されているようだ。

一方、ユーザーの場所や行動がさらに細かくモニター可能となる点から、ビーコンによる情報表示を歓迎するユーザーばかりではない、プライバシー問題もさらに複雑になるなどの課題も見えてきているようである。

http://diamond.jp/articles/-/65006

表敬訪問ミーティング的なものは極めて嫌がられる

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シリコンバレー在住の渡辺千賀さんが、仕事で日米企業の「お初にお目にかかるミーティング」をセットアップする上で、目的が不明快な表敬訪問的なものになりがちで、ほとんどがベンチャーのアメリカ企業は「表敬訪問ミーティング」的なものを極めて嫌がり、「なぜ会うの?」「それ自分たちにメリットあるの?」という疑問に答えられないとなかなか会ってもらえないとしているのはよく判る。

そのため、CESなどの展示会の場を活用するというのは、上手なやり方だと思う。

http://www.yomiuri.co.jp/job/entrepreneurship/watanabe/20150119-OYT8T50127.html

CESのEUREKA PARK

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日経ビジネス記者の宗像 誠之さんが、CES報告の中で、別会場の一角にある「EUREKA PARK」に、創業間もない「スタートアップ」企業を含む、多様なベンチャー企業のブースがところ狭しと並び、世界中のベンチャー企業が、斬新な技術やアイデアをつぎ込んだ家電製品をお披露目しようと殺到して注目されていると伝えている内容が興味深い。

ブースを並べているベンチャー企業同士が、国の壁など関係なくざっくばらんに会話をし、「一緒に何かできないか」などとビジネスが生まれる機会も極めて多いのだという。

最近日本企業が米国に改めて注目し始めたのは、増える人口や旺盛な消費意欲を持つという市場の規模や特性だけではなく、ここへきて米国市場に引き付けられる大きな理由は、CESのEUREKAが象徴する「新しいものを生み出すベンチャーの裾野の厚さ」にあるのは間違いないとしているのは、尤もだと思う。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20150119/276399/?rt=nocnt

人としての教養、人間力の強化も必須

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WiL共同創業者兼最高経営責任者の伊佐山 元さんが、今回のCESではどこもかしこもテーマはモノのインターネットIoTと紹介している。

今やパソコンや携帯電話だけでなく、自動車、家の鍵、冷蔵庫、犬の首輪と、ありとあらゆるモノが小型の無線機を通じてインターネットにつながり、すべての「モノ」がスマートフォンで操作でき、その状況がデータとしていつでも管理できる世の中になっているというのは、すぐに実感できることだろう。

さらに、IoE(Internet of Everything)、IoU(Internet of Us)として、自分の歯ブラシから靴下、じきに人体そのものにもセンサーが埋め込まれ、「我々自身(Us)」までも、実はインターネットという壮大なネットワークの一部になるというのは面白い。

一方で、セキュリティの課題も指摘され、多くのセキュリティー企業もIoT時代の到来を新しいビジネスチャンスと見て、前向きに投資しているのは理解できる。

技術が普及すればするほど、今後ますますそれを利用する「人間」の規律や、倫理の教育が大切になる社会が到来しているとも言えるという指摘は尤もだと思う。

「With great power comes great responsibility(偉大なる力を持つということは、大きな責任を負うということであり、英語教育やプログラミング教育といったスキルやテクニックの取得もよいが、それ以上に、哲学や倫理、人間の理解といった人としての教養、人間力の強化も必須だというのは的を得ていると思う。

http://www.nikkei.com/my/#!/article/DGXMZO82118270Z10C15A1X12000/

家電技術の世界的な潮流がIoTネット技術の方にシフト

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日経新聞関口和一編集委員が、「米家電見本市に見る日本の実力」の記事で、家電技術の世界的な潮流が従来の家電製品からIoTのネット技術の方にシフトしていると紹介している内容が参考になる。

インテルによる、SDメモリーカードサイズの部品に通信やセンサー機能などを持たせ、様々な装置に差せば何でもIoTの端末にできる超小型の半導体モジュール「エジソン」よりさらに小さいボタンサイズのモジュール「キュリー」の発表も面白い。

ダイムラーが開発した自動運転車のコンセプトカー、アウディがシリコンバレーからラスベガスまでの約900キロメートルを自動運転車で完走した実績の紹介、フォルクスワーゲン(VW)が運転席の操作ボタンをさわらずに手のジェスチャーでカーナビや天井窓の開閉などを指示できる技術の披露など、クルマとITとの融合をさかんにアピールしている点も興味深い。

テレビに関しては、ネット経由で様々なコンテンツを自由に楽しめるスマートテレビの方に人気があったのは、大きな流れと見える。

http://www.nikkei.com/article/DGXMZO82288270T20C15A1000000/?n_cid=DSTPCS001

欧米にはなぜ、寝たきり老人がいないのか

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北海道大学大学院保健科学研究院機能回復学分野宮本顕二教授と、奥様の桜台江仁会病院(札幌市)認知症総合支援センター長・内科部長の宮本礼子さんが、「欧米にはなぜ、寝たきり老人がいないのか」について論じている内容が興味深く参考になる。

日本のように、高齢で口から食べられなくなったからといって胃ろうは作らないし点滴もしない、肺炎を起こしても抗生剤の注射もせず内服投与のみで、したがって両手を拘束する必要もなく、多くの患者は、寝たきりになる前に亡くなっているため寝たきり老人がいないのは当然という。

高齢あるいは、がんなどで終末期を迎えたら、口から食べられなくなるのは当たり前で、胃ろうや点滴などの人工栄養で延命を図ることは非倫理的であると国民みんなが認識しており、逆に、そんなことをするのは老人虐待という考え方さえあるそうだというのは、日本の現実との違いに驚くと同時に、目から鱗という感じもする。

お二人が、「将来、原因がなんであれ、終末期になり、口から食べられなくなったとき、胃ろうを含む人工栄養などの延命処置は一切希望しない」を書面にして、かつ、子供達にもその旨しっかり伝えているというのは、とても参考になると思う。

私も、日本尊厳死協会の会員登録をしており、「傷病が不治であり、かつ死が迫っていたり、生命維持装置無しでは生存できない状態に陥った場合に備えて、私の家族、縁者ならびに私の医療に携わっている方々に次の要望を宣言いたします」として、次の3項目に署名している。

(1)私の傷病が、現代の医学では不治の状態であり、既に死が迫っていると診断された場合には、ただ単に死期を引き延ばすためだけの延命措置はお断りいたします。

(2)ただしこの場合、私の苦痛を和らげるためには、麻薬などの適切な使用により十分な緩和医療を行ってください。

(3)私が回復不能な遷延性意識障害(持続的植物状態)に陥った時は生命維持措置を取りやめてください。

http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=60441

国際ルールを制する一番のポイントは革新的な技術であること

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日経ビジネス「Jスタンダード」特集で、高齢者の介護などを補助するロボット「HAL」を開発したサイバーダインの山海嘉之CEO、金属と樹脂の異種材料接合技術の大成プラス創業者成富正徳・相談役の活動を紹介している内容が興味深い。

前者では、高齢者の介護などを補助する生活支援ロボットの分野で、安全性を検証する基準や方法を盛り込んだ規格「ISO13482」をISOが発行し、サイバーダインの「HAL作業支援用」と「HAL介護支援用」が、装着型ロボットとして世界で初めて同規格を取得している。

「国際ルールを制する一番のポイントは革新的な技術であること、前例がないとISOなどの担当者はどのような技術かを詳しく知るために必ず開発企業やその分野の先進事例を知りたがる、当社はその機会を利用して、ここぞとばかり自社の技術をアピールし、規格作りのメンバーになれた」という話は面白く参考になりそうだ。

後者では、「面白い技術だけど、クレームが来たら対応できない、怖くて使えない」とメーカー側は技術に関心を示しながらも知名度の低い、社員数十人の中小企業に部品を依頼する勇気はなかったところ、経産省への説得、業界団体の日本プラスチック工業連盟と、大成プラスの異種材料接合技術に有望性を見いだした三井化学を中心とした樹脂メーカーの協働により、通常は5~6年かかるプロセスが半分以下でISOへの提案に至った経緯も今後の参考になると思う。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20150126/276712/?n_cid=nbpnbo_nb_fb&rt=nocnt

人工知能2045年問題(コンピューターは人間を超えるか)

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情報通信総合研究所 副主任研究員の山口平八郎さんが、日経ITpro記事で、「人工知能2045年問題 コンピューターは人間を超えるか」で論じている内容が興味深い。

1999年「アメリカ国家技術章」を受章し現在は米Googleの最先端環境で人工知能の研究を進めているカーツワイル氏が、人工知能が自らを規定しているプログラムを自身で改良するようになると、永続的に指数関数的な進化を遂げ、この結果、2045年頃にその未来を人間が予測できなくなるとする、シンギュラリティ(特異点)の仮説を唱えているらしい。

人工知能の研究開発については、国家プロジェクトとして、米国、スイス、中国、韓国、シンガポールなどが積極的に力を注いているようだ。

IT業界では、IBMが2011年8月脳の仕組みを模倣して作成した次世代コンピューターチップ(コグニティブ・コンピューティング・チップ)の開発に成功し、2014年8月に、「SyNAPSEチップ」として外販し始めている。

人工知能は人間の赤ちゃんの脳の成長と同じように、多くの知識を学習して成長するので、膨大な情報(ビッグデータ)とそれを基にした学習が必要不可欠となる。

Googleは2012年6月、脳のニューロネットワークを模倣して構築した1万6000個のCPUのネットワークシステムに、YouTubeの動画を見せ続けたところ、「猫」の写真を識別できたと発表している。

カーツワイル氏は、2045年にはナノテクノロジーサイズの人工知能が登場し、人間と一体化するとし、人間はいつでもどこでも、全人類の全ての知識を持つ人工知能による回答を基に、適切な判断をしていくだろうと予測しているようだ。

http://www.nikkei.com/article/DGXMZO82144080Q5A120C1000000/

ユーザー自身が必要なモジュールだけを選んで組み合わせ自分にあったスマートフォンを構成

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シリコンバレー在住のジャーナリスト瀧口範子さんが、ユーザー自身が必要なモジュールだけを選んで組み合わせ、自分にあったスマートフォンを構成できるという、GoogleのプロジェクトProject Araを紹介しているのが興味深い。

先頃、そのプロトタイプの第2弾Spiral 2が発表されたらしい。

自分が欲しいモジュールを選び、それをエンドスケルトンと呼ばれる土台にはめ込むが、強力な磁石でしっかりととまるようになっているようだ。

ただ売り付けられる製品を買うのではなく、自分なりのハードウエアを手にするパワーを消費者にもたらそうという「ハードウエアの民主化」の1つの表われとも見れる。

http://pc.nikkeibp.co.jp/atcl/NPC/15/262978/012600006/?P=1

Google Glass次期製品の憶測

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Google Glassベータ製品 (Explorer Edition) の販売が中止され波紋を呼んでいるが、もう既に、Glass次期製品の憶測が飛び交っていると、Ventureclef宮本 和明さんが報告している内容が興味深い。

Googleは次世代Glassを開発中で、完成したと判断したら発売すると表明しているらしい。

プライバシー問題の解決やデザインの改良が急務となるが、Glassのキラーアプリについての議論も盛り上がっているようだ。

Google X研究所長のAstro Tellerは、Glassの開発目標を、技術を意識しないで日常生活ができることとし、存在が意識されなくなった時が、Glass開発の到着地点とも述べているようだ。

展覧会で絵画の前に立つと、操作しなくても、作品ガイドがGlassに表示され、Glassはコンテクストを理解し、必要な情報を目の前に表示するなどの実例は便利であり、プライバシーなど抵触する恐れもなさそうに思う。

http://ventureclef.com/blog2/

中島みゆき「縁会」2012~3

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劇場版を観た。

70年代から80年代前半に、“フラれ歌の女王”として大ヒットしていた時期の曲が、私にとっては最も馴染深いもので、1994年の「Singles」3枚組はよく聴いていた。

2000年代前半にNHK「プロジェクトX」のタイアップ「地上の星/ヘッドライト・テールライト」で趣の変わった曲調も楽しんだことを思い出す。

かなり昔、NHKでフォーク曲の人気ランキングで「時代」が1位になったことがあり、個人的には当然としながら、一寸意外に感じたこともあった。

声も昔はやや細いという感じを抱いていたが、今回の「縁会」2012~3を聴くと、ずっと太く力強い歌唱になっているのも楽しめた。

曲目は下記の通りだが、時代、地上の星、ヘッドライト・テールライトが特に印象深かったのはやむを得ないだろう。

今度は、是非生のステージを聴きたいものと思う。

01.空と君のあいだに
02.あした
03.最後の女神
04.化粧
05.過ぎゆく夏
06.縁
07.愛だけを残せ
08.風の笛
09.常夜灯
10.悲しいことはいつもある
11.地上の星
12.NIGHT WING
13.泣きたい夜に
14.時代
15.倒木の敗者復活戦
16.世情
17.月はそこにいる
18.恩知らず
19.パラダイス・カフェ
20.ヘッドライト・テールライト
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