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Channel: IT起業研究所 ITInvC 代表小松仁
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スペースX、衛星通信サービスへ 試験機打ち上げ成功

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米宇宙開発ベンチャー、スペースXが、人工衛星による地球規模の高速通信網を構築するための試験機打ち上げに成功したというニュースは興味深い。
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カリフォルニア州のバンデンバーグ空軍基地からスペインの衛星とともに打ち上げたもので、最終的に約1万2千機の衛星を網の目のように張り巡らせる計画で、数年内に4425機を打ち上げ、地球上の多くのへき地で従来より低コストで高速通信を可能にすることを目指すというのも、面白い。
 
一方、競合の米ワンウェブも約900の衛星を配置する計画で、2019年のサービス開始をにらむもので、同社には英ヴァージングループや欧エアバス、米クアルコムなどが出資しており、打ち上げではスペースXのライバルの米ブルーオリジンなどと契約しているらしい。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁
 

スマートエネルギーWeek特別基調講演

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スマートエネルギーWeek特別基調講演で、経産省資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部と、US Department of Energy  EnergyEffiicincy and Renewable Energyの責任者の講演内容は、よく整理されていて参考になった。

 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁

茂木健一郎さんが、映画『レインマン』のモデルに会った時

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茂木健一郎さんが、映画『レインマン』のモデルとなったキム・ピークさんに会った時、電話帳をすべて覚えるというその超絶的記憶力に感銘を受けると同時に、連想が連想を呼んで予測不可な点に感動した、コントロールされた認知実験は難しい、卓越した個性は実験的検証が不可能ではないが困難である、としているのはちょっと難しいが面白い。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁

量子計算機、クラウド時代が幕開け

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開発中の汎用量子コンピューターをネットを介して動かし、計算させることができる「クラウド量子コンピューター」が広がりそうだという。
 
超電導量子コンピューター開発で先頭を走るグーグルと、原子時計の技術を用いた別タイプを手がけるスタートアップのIonQ(米メリーランド州)が、ともに今年中にクラウドを始める計画らしく、先行するIBMを含め、量子コンピューターの3強がクラウドに出そろうことになり、今後の展開が興味深い。

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グーグルの量子AIチームを率いるジョン・マルティニス・カリフォルニア大学サンタバーバラ校教授

IT起業研究所ITInvC代表 小松仁
 
 
 

火星から脳波まで イーロン・マスク氏の頭の中

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起業家イーロン・マスク氏の活動を日経紙記事「火星から脳波まで イーロン・マスク氏の頭の中」で紹介しているが、スターリンク(通信衛星を網の目のように配置して高速通信網を宇宙に構築するというプロジェクト)、火星移住(環境破壊、人口爆発などで、人類は地球上にとどまる限り絶滅を免れない、それを避けるためには人類は多惑星に住む種族に進化しなければならない)、電動ピップアップトラック(中長期では、自動運転機能を搭載したEVを普及させようとしている)、ハイパーループ(地下に真空に近い状態にしたトンネル網を何層も構築し、その中を磁力などで浮かせた専用プレートが自動で高速走行する構想)、ニューラリンク(脳とAIを接続してコンピューターを操る技術BMIブレイン・マシン・インターフェースの開発を目指している)など、目を見張らせる。

 
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夢物語としか思えないプロジェクトだらけだが、マスク氏のシリアルアントレプレナー(連続起業家)としての過去の実績をみると、現実味が増してくる、というのは尤もだと思う。
 
2002年にペイパルが米電子商取引大手のイーベイに約15億ドルで買収された際の資金が、今手がける事業の元手になっているようだ。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁

百歳人生を生きるヒント

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五木寛之「百歳人生を生きるヒント」の中で、いま日本は二つのこと、一つは使用ずみ核燃料の最終処理の問題、もう一つは超高齢社会の先駆けとして、百歳人生を幸福に健全に生きることのできる社会システムや思想や哲学をどう築き上げることができるか、世界から注目されているという指摘は、尤もだと思う。
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IT起業研究所ITInvC代表 小松仁
 

Apple WatchとAIを組み合わせ病気を判定、心拍数をニューラルネットで解析し心臓疾患と糖尿病を検知

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シリコンバレーVentureclef代表の宮本和明さんが、「Apple WatchAIを組み合わせ病気を判定、心拍数をニューラルネットで解析し心臓疾患と糖尿病を検知」と紹介している内容が興味深い。
 
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Apple Watchは心拍数や歩行数を計測でき、日々の運動量を知ることができるが、これらのデータをAIで解析し、病気を検知する研究が進んでおり、心臓疾患や糖尿病を高精度で検知でき、AppleWatchの役割が見直されているようだ。

 
サンフランシスコ拠点のベンチャー企業Cardiogramとカリフォルニア大学サンフランシスコ校 (UCSF) が共同で実施しているという。

臨床試験の結果、97%の精度で心房細動を検知できたとしている。
 
医療分野はAIとの相性が良く、患者のデータをニューラルネットワークで解析することで、様々な知見を得ることができるとし、医療分野でAIの導入が急進し、ここがAIのスイートスポットとなっているらしい。
 
Apple Watch自体は人気のウエアラブルであるが、売り上げ台数は当初の見込みを下回っているらしく、理由はセンサーの精度が高くないことで、Apple Watchの健康管理機能は限定的との評価が広がっているというが、AIを組み合わせることで、病気を高精度で検知できることが示された点で意義があるようだ。
 
そもそも心拍数が糖尿病や高血圧症や不眠症とどう関係するのかを含め、医学の観点からの研究も進められてきたようだが、今後さらに検証を進めながら実用化されていくと期待したい。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁
 

AIが人の死亡時期を予測する、医師より正確で終末期医療で使われる

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シリコンバレーVentureclefの宮本和明さんによると、スタンフォード大学大学病院は終末期医療を提供しているが、これはPalliative Care (パリアティブ ケア) と呼ばれ、余命一年以内の患者を対象とし、治療を進めるとともに本人の意思を尊重し、苦痛や不安を和らげる処置も取られているらしい。

 
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大学病院はPalliative Careを運営するものの、この治療が必要な患者を上手く特定できないという問題を抱えていたようだ。
 
このケアが必要な患者とは余命が3か月から12か月の患者と定義しており、このケアを受けるには前準備で3か月かかり、また、12か月を超えてケアを継続するには医師やナースの数が足らない。
 
スタンフォード大学研究チームは、入院患者の余命をDeep Learningで予測する研究成果を発表したが、論文「Improving Palliative Care with Deep Learning」によると、アルゴリズムは患者の余命を93%の精度で予測するという。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁

AIのシンギュラリティは地球上というよりも宇宙探査の過程で実質的な課題になる可能性が高い

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茂木健一郎さんが、『2001年宇宙の旅』がシンギュラリティを描いているように、AIのシンギュラリティは地球上というよりも宇宙探査の過程で実質的な課題になる可能性が高い、無人ミッションにはAGI(汎用人工知能 artificial general intelligence)があった方が良い、そこで人間や宇宙の見方が変わるということを『2001年宇宙の旅』は予言的に描いている、というのは面白い。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁

マイケル・ポーター (Michael E.Porter) 教授の『Harvard Business Review』誌への寄稿

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マイケル・ポーター (Michael E.Porter) 教授が、『Harvard Business Review』誌への寄稿で、現実世界とデジタル世界の間の隔たりによって、世界中の数十億に及ぶスマートコネクティッド プロダクツ (SCP) から次々と生み出される情報や洞察を活用する能力が制限されているが、この問題を解決するのが AR だと論じている内容が興味深い。
 
 
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IT起業研究所ITInvC代表 小松仁
 

Google、72量子ビットの量子プロセッサ「Bristlecone」で量子超越性を目指す

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Google72量子ビットの量子プロセッサ「Bristlecone」を発表したが、同社はこの新プロセッサで、「量子超越性(quantumsupremacy)」の実現を目指すとしているようだ。

 
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72量子ビットというサイズを選んだ理由を、量子超越性を実証し、実際のハードウェア上での量子アルゴリズム開発を容易にするのに適しているためらしい。
 
Bristlecone2つの量子ビットによる量子ゲートのエラー率は0.6%で、量子超越性にはまだ届かないが、Googleは「慎重かつ楽観的にBristleconeで量子超越性を達成できるとみている」というのだ、今後の展開に期待したい。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁

量子コンピューターはなぜ必要なのか?

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MIT Technical Review記事「量子コンピューターはなぜ必要なのか?」(Will Knight  AI担当上級編集者)の内容が、整理されていて参考になると思う。
 
量子コンピューターは、数十年もかけて緩やかな進歩を続けてきた分野で、「量子超越性」をいささか大げさに表現しているきらいがあるが、この進歩を先導してきたのはグーグルで、インテルとマイクロソフトもコンピューターの量子化のために大きな努力をしてきた、さらに、リゲッティ・コンピューティング(Rigetti Computing)、アイコンQIconQ)、クォンタム・サーキッツ(Quantum Circuits)など、潤沢な資金を持って量子コンピューターを開発しているスタートアップ企業もある、ただし、この分野ではどの競合他社もIBMの業績には敵わない、と言うのは、IBM50年も前から材料科学において成し遂げてきた多くの進歩が、このコンピューター革命の基盤となっているからだ、というのは尤もだと思う。
 
IBMの量子コンピューターは超伝導物質内で起こる量子現象を利用している、たとえば、電流がしばしば時計回りと反時計回りに同時に流れることがある、IBMのコンピューターは超伝導回路を使って、2つの電磁エネルギー状態でキュービットを作り出している、このような超伝導アプローチには本質的なメリットがある、すでに確立した製造方法でハードウェアを作成でき、従来のコンピューターを使ってシステムを制御できる、超伝導回路内のキュービットは操作も容易で、光子やイオンほど繊細ではない、というのはよく理解できる。

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IBMのこの研究所にはいくつもの量子コンピューターが据え置かれてクラウドに接続されている
 

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IBMの量子コンピューター(最下部)の内部のチップは15ミリケルビンまで冷却される
 
IBMは理論的には、古典的なコンピューターでは解けない問題を、量子コンピューターを使って解く量子超越性のレベルに達しつつある、しかしIBMの研究者たちは、量子超越性というのはなかなか厄介な代物だという、50キュービットすべてを完全に動作させようとしても、実際には量子コンピューターにはしつこいエラーがつきもので修正が必要になる、キュービットを維持しておくのは、たとえ短時間でも恐ろしく困難でもある、すぐに「デコヒーレンス」を起こして繊細な量子の性質を失ってしまうのだ、煙草の煙で作った輪が、ちょっとでも空気が流れると壊れてしまうのに似ている、加えて、キュービット数が多いほど、この2つの問題は顕著になる、という。
 
注意が必要なもう1つの理由は、完全に機能する量子コンピューターがあったとしても、どれほど役に立つのかがはっきりしないことだ、量子コンピューターは単純に、どんなタスクでも速く実行できるわけではない、事実、多くの計算において、古典的コンピューターより実際には処理速度は遅いのだ、現在のところ、片手で数えられるほどのアルゴリズムでしか、量子コンピューターに明らかな優位性は現れない、というのは的を射ていると思う。
 
MITのアイザック・チュアン教授が、量子コンピューターが誇大広告になりがちなのは、量子コンピューターが確かに現実のものであると認識されているからで、量子コンピューターはもはや物理学者の夢ではない、技術者の悪夢になったのだ、と話しているのは、興味深い。
 
量子コンピューターの革命が本当に起こるのは、新しい世代の学生やハッカーたちが実際の量子コンピューターに触れるようになってからだと考えている、量子コンピューターには別のプログラミング言語が必要なだけでなく、プログラミングについての考え方を根本から変えなければならない、というのも尤もだと思う。
 
現在、IBMの他に、グーグルやほかの企業も、それぞれ最初期の量子コンピューターをオンラインで公開しており、大したことはできないが、少なくても先進的な研究所で働いていない人たちでも、未来を少し味わってみることはできるようだ。
 
いま何かとても大きなことが始まりつつある、たとえば量子コンピューターは、ゆくゆくはAIにおいて重要な役割を果たすだろうという指摘も、先々楽しみである。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁
 
 

アメリカ・リスクに鈍感な日本人(宋 文洲さん)

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宋 文洲さんが、論長論短 No315「アメリカ・リスクに鈍感な日本人」で述べている内容は、日本人として多少引っかかるかもしれないが、的を射ている面が多いと思う。
 
「トランプ大統領が鉄鋼輸入制限を発表した際、中国の経済界はまるで関係ないような反応でした、もうすでに対策が終わっていたからです、昨年の米国の鉄鋼輸入に占める中国からの輸出はわずか2%11位)です、これに対して日本は5%7位)であり、韓国は10%3位)であり、カナダは16%1位)です、中国は数十年間にわたって米国との厳しい貿易摩擦を経験して来たので、単独交渉とリスク・ヘッジに慣れています、今回の米国鉄鋼輸入規制は明らかにWTOのルールに違反するのですが、中国には驚きの声はまったくありません、米国は自分に不利なルールは無視する傾向が強まりましたが、「アメリカ・ファースト」で当選したトランプにとってもはや当然なのです、日本人が感情で政策を決めるのに対して米国が重要度で政策を決めているのでしょう、これは日本も被害者であるにも関わらず「中国を狙った」という不可解な日本世論への解釈になるかもしれません。」
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁
 

GMも圧倒するグーグル自動運転技術の脅威 800万kmもの公道試験で走行データ蓄積

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東洋経済記事「GMも圧倒するグーグル自動運転技術の脅威 800kmもの公道試験で走行データ蓄積」の内容が、興味深く参考になると思う。

直近1年間のあいだに、トヨタ自動車の豊田章男社長が発信した以下のメッセージは、実に状況を的確に表していると思う。
 
「自動車業界の競争の中心はかつて販売台数をめぐるものだった。だが今は、グーグルやアップル、アマゾンといった新しいプレーヤーが登場している」(20178月)
 
「今のライバルは車を造る企業ではなく、テクノロジーを生み出す企業だ」(20179月)
 
「異業種も巻き込んだ新たな『競争と協調』のフェーズに入っている」(201711月)
 
自動車業界は今、「CASE」の頭文字を取って、コネクティビティ=通信と車の接続、オートノマス=自動運転、シェアリング=共有サービス、エレクトリックモビリティ=電動化という4つの変化が同時多発的に起きている、まさに100年に1度の大転換期が到来している、という現実は危機感をそそらせるものだろう。
 
グーグルを傘下に持つ持株会社アルファベットの自動運転開発子会社ウェイモは、今年2月までに公道での実走行距離が800万キロメートルに達し、シミュレーションでの走行経験と合わせて、他の自動車会社を圧倒する走行データを蓄積しているようだ。
 

Scrum VenturesFoundingPartner宮田拓弥 さんも、‏「アリゾナで公道テストしているWaymoの車を、最近カリフォルニアでもよく見かけるようになりましたね、毎日Level2で通勤をしていて、それはそれで楽しいのですが、後部座席に座って通勤する日々が待ち遠しい今日この頃です。」と伝えている。


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旧来の自動車会社にとって脅威となるグーグル。写真は2009年の開発初期から走行させてきた自動運転車(写真:ウェイモ)
 
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グーグル系自動運転開発子会社のウェイモは、米クライスラーと協業してミニバンの自動運転車を開発している。今年1月にはこのミニバンの実験車両を600台から数千台に拡大し、公道での試験を重ねている(写真:ウェイモ)
 

米カリフォルニア州の交通当局(DMVDepartmentof Motor Vehicles)に提出された資料からウェイモは、公道試験56.6万キロメートルの間の「ディスエンゲージメント」(自動運転が解除され人間が介入する)は63回にとどまっているようで、単純計算で平均9000キロメートルを人間の介入なしに自動走行できたことになり、この距離は米ゼネラル・モーターズ(同2000キロメートル)や日産自動車(同300キロメートル)を大きく上回っているらしい。

 
米調査会社のナビガントリサーチが公表している自動運転技術開発の格付け(2018年版)でもウェイモは主導的な地位に立っているらしく、「Execution(実行性)」と「Strategy(戦略性)」をそれぞれ軸に取り、技術力や市場開拓戦略など合計10項目から判断されるが、ウェイモやGMらが属するのは、自動運転開発で先頭を走る「LEADER(リーダー)」集団で、トヨタなどはリーダーを追う2番手グループ「CONTENDER(競争相手)」に、ホンダや米テスラなどは後塵を拝する「CHALLENGER(挑戦者)」に位置づけられるという。
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(出所)ナビガントリサーチ
 
ウェイモと肩を並べるGMは、米クルーズオートメーションや米ストローブといった有力ベンチャーの買収を繰り返しており、2019年に無人の自動運転車を導入して、ウェイモに対抗する計画のようだ。
 
2017年版で2番手グループ「競争相手」に位置していたテスラは、オートパイロットシステムの誤作動が減らないことや、生産トラブルによる資金繰りへの懸念などを総合的に判断した結果、「挑戦者」へ後退したらしく、この世界でも厳しい評価があるようだ。
 
カリフォルニア州では今年4月から、車内に人が乗らない状態での公道走行試験が許可されるらしく、ウェイモも、運転席に人が乗らない状態でのライドシェアサービスに一般人が参加する計画を公表しているという。
 
「ロボットカー」も、いよいよ現実になってきていると感じる。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁
 
 

44歳オッサンが若者に説く大人のラクさ

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小生からは子供みたいに若い世代のネットニュース編集者/PRプランナー 中川淳一郎さんが、「44歳オッサンが若者に説く大人のラクさ」で、体は衰え続けている、昔できたことがもうできなくなっている、だからもう、いろいろと諦めることにした、いちいち衰えと老いにあらがうのはやめることにした、なすがままに生き、「アンチエイジング」とか特に考えず、好きに生きることにした、老いや衰えは一概に悪いことでもない、老いが来たということは一方で、年を重ねるなかで「経験」だけはひとまず蓄積されてきたことを意味している、いわゆる人生経験、ビジネス経験というヤツである、仕事をするうえでは、優れた筋力やら長距離を走る能力よりもさまざまな経験を積んでいるほうが有利だ、現在無事に68歳で悠々自適の暮らしをしている人が羨ましいと話している内容が面白い。

 
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シリコンバレーのコンサルタントTech Mom海部美知さんが、「これね、57歳のオバサンも言いたい、女としての市場にはもう出てないので、市場価値の余計な心配をせず、もっと大事なことに心を砕ける、老いはそんなに怖いことじゃない。」とコメントしているのも面白い。

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IT起業研究所ITInvC代表 小松仁

AIには「リスクもある」 開発企業ディープマインドCEO

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囲碁のAI「アルファ碁(AlphaGo)」を開発した、米グーグル(Google)傘下の人工知能(AI)開発企業ディープマインド(DeepMind)のデミス・ハサビス(Demis HassabisCEOが、「科学的発見を加速させるとてつもないツール」、「私たちは人類史上最も有益な技術の一つになると考えている」、一方、他の強力な技術と同様に「リスクもある」と指摘し、「結果の良し悪しは、AIの利用について人類社会がどう判断するかにかかっている」と話しているが、至極当然で尤もだと思う。

 
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IT起業研究所ITInvC代表 小松仁
 
 

GEが送電網向け蓄電システムを発表、市場成長に期待

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MIT Technology Review記事「GEが送電網向け蓄電システムを発表、市場成長に期待」(Jamie Condliffe ニュース・解説担当副編集長)にあるように、再生可能エネルギーによって発電された電力を円滑に供給するカギは蓄電システムにあり、今後大きな市場が期待されるのは間違いないだろう。
 
GEが発表した新システム「リザブワー(Reservoir)」は、再生可能エネルギーからの余剰電力を蓄えるために送電網に接続された大型電池で、太陽光が足りないときや風が吹かないときに、電力需要に応じて送電網へ電力を供給するもので、スマート放電を利用してバッテリーの実用寿命を延ばし、モジュール式なのであらゆる大きさの蓄電施設に対応できるという。
 
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米国エネルギー貯蔵協会(ESA)は、米国内の蓄電量は2018年中に倍増すると予測しているし、ウォール・ストリート・ジャーナルWSJは、蓄電市場が今後10年間で数千億ドル規模になると報じているようだ。
 
厳しい業績が続くGEにとって、リザブワーが窮地を救う大きな役割を担うと期待しているのもよく理解できる。
 
ただし、競合先として、南オーストラリアで129メガワットの巨大な蓄電施設の一部に自社製の蓄電システムを使っているテスラ(Tesla)や、このテスラの3倍の規模になる予定でカリフォルニアに蓄電施設を構築しているシーメンス(Siemens)のベンチャー企業フルーエンス(Fluence)などの存在があり、今後どういう位置付けになっていくのだろうか。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁
 
 

遺伝子解析による乳がん検査

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シリコンバレーVentureclef代表の宮本和明さんが、「米国政府は23andMeの遺伝子解析による乳がん検査を認可、消費者はがん発症リスクを知り健康管理」で伝えているように、アメリカ食品医薬品局 (FDAFood and Drug Administration) Mountain View (カリフォルニア州) に拠点を置く23andMeというベンチャー企業に対し、遺伝子解析で乳がん発症のリスクを検査することを認可したようだ。

 
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同社は、遺伝子配列の変異から被験者がどんな病気を発症するのかを予測し、米国医療市場に衝撃を与えたが、FDA2013年、予測精度が十分でなく、消費者が不要の手術を受けるなど危険性が伴うとして、業務停止命令を出し、このため、同社は医療解析サービスを中止し、人種解析サービスに特化して事業を進めてきた経緯があるらしい。
 
その後同社は、事業内容を改良し、20174月、FDA10種類の病気に限り遺伝子解析サービスを認可したが、パーキンソン病やアルツハイマー病が含まれており、消費者は病気を発症するリスクを把握できるようになったという。
 
さらに、20183月、FDAは乳がんや子宮頸がんに関する遺伝子解析サービスを認可したが、病院では乳がんのスクリーニングで遺伝子解析が使われており、消費者は同社のサービスを使ってがん発症のリスクを知ることができるようになった訳である。
 
乳がん検査では「BRCA1」と「BRCA2」という遺伝子を解析するが、がん抑制遺伝子 (Tumor Suppressor Gene) と呼ばれ共にガン発症を抑える機能を持ち、傷ついた遺伝子を修復するためのたんぱく質を生成するが、これらがダメージを受けると、この修復機能が影響を受け、がん発症のリスクが高まるらしい。
 
女優Angelina Jolieさんが、BRCA1の遺伝子変異が見つかり、予防のために両乳腺を切除する手術を受けたことを公表したのは記憶に新しい。
 
具体的には、相談を受ける医師がどのように対応するのかは見通せないが、病院で詳細な検査を実施し、定期的にスクリーン検査を受けることなどが予想され、このように23andMeは遺伝子解析結果を示すにとどまり、その後の医療措置はカウンセラーや医師に任された形となっているようだ。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁
 
 

「バーチャルとリアルの進化」と「自動化の拡大」の2つの大きな流れが進む

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KDDI総合研究所の中島康之所長が、デジタル変革によって、今後、「バーチャルとリアルの進化」と「自動化の拡大」の2つの大きな流れが進むと指摘しているのは尤もだと思う。

 
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モバイル決済サービスのAlipayWeChatPayが普及する中国のように、リアルでなくても済むものがバーチャル化していく“リアルのバーチャル化”が進展していくのが一つ、バーチャルでも店員と話しながら買い物できたり、VR的な世界も含め、どんどんリアルに近付いていく、“バーチャルのリアル化”の両面を指しているのもよく理解できる。

 
また、自動運転に必要とされる、①画像やセンサーによる状況認識と位置の把握、②障害物を避けるなどの判断、③それに合わせて運転制御するという3つぐらいのステップは別の用途にも使え、例えば、農業において障害物を避けながら畑を耕して種を蒔くなど、今まで人手でやっていた3K的な仕事がどんどん楽になるというのは、今後楽しみである。
 
さらに、5G時代には不連続な進化が起こり、無人工場や無人店舗など、今までなかったユースケースが本当に可能になるだろうというのも面白い。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁
 

お金以外の「幸福の指標」を探したい(カヤック・柳澤大輔CEO)

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ForbesJapan記事に、「面白法人」としてのゲーム事業やPR事業、「サイコロ給」や「いちゲー採用」などの人事制度などで知られる、柳澤大輔 面白法人カヤック 代表取締役CEOが、「鎌倉資本主義」を掲げ、20182月にサイトをオープン、鎌倉という地域にフォーカスした鎌倉地域活性化プロジェクト「カマコン」などについて話している内容が面白い。

 
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貨幣をベースにした資本主義がグローバルに拡大したことで、貨幣の先に誰がどう活動しているかが見えないし、匿名性ゆえにひどいこともできてしまう、でもそれが見えていれば、世界はあまり悪い方にいかないんじゃないか、だから地域コミュニティの特徴は人の顔が見えやすくすることで、グローバルとは真逆の地域に根ざした資本主義をやれば新しい希望が見えてくるのではと考え、お金以外の「幸福の指標」を探したいというのは、興味深い。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁
 
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