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Channel: IT起業研究所 ITInvC 代表小松仁
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AIのグランドチャレンジ、人間のように会話するチャットボットの開発

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シリコンバレーVentureclef代表の宮本和明さんが、「AIのグランドチャレンジ、人間のように会話するチャットボットの開発」で、Amazonが会話するAIの開発コンペティション「Alexa Prize」を開催した件を紹介している。
 
目標は20分間会話できるチャットボットを開発することで、22か国から100を超える大学チームが技術を競ったが、初年度の2017年は、米国のUniversity of Washingtonが優勝したらしい。
 

AmazonAlexaPrizeを始めた理由は、AIスピーカー「Echo」が目指している会話するAIを開発するためのようだ。

 

Amazon EchoGoogleHomeの爆発的な普及で、会話するAIがホットな研究テーマになっているのは、間違いないようだ。

 
企業で開発が進むが、自動運転車が大学間のコンペティションで開発が一気に進んだことから、大学の研究にも期待がかかっているというのは、尤もだと思う。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁
 
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テスラを追い越せ、活気づく中国新興EVメーカー

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WSJ記事に「テスラを追い越せ、活気づく中国新興EVメーカー 潤沢な資金と有能な人材を武器に飛躍」とあり、米シリコンバレーに足がかりを持つ野心的な中国の自動車開発会社の一団が次のテスラになろうと競い合っている状況を伝えている。
 
改めて、クルマの世界も構造的変化をしつつあるのを感じさせる。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁
 
中国の蔚来汽車のウィリアム・リ会長

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NIO ES8 SUV バイドゥやテンセントが出資する上海のNIOES8は来年から一般向けに販売予定。

 
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情報のデジタル化から生活のデジタル化へ

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メディア環境研究所のメディアイノベーションフォーラム コラム「情報のデジタル化から生活のデジタル化へ」で、加藤主席研究員が、米国、中国、タイと取材を重ね、4都市横断の調査分析を進めていく中で、一番大きな示唆を与えてくれたのが、杭州で訪れた「顔決済」のファーストフード店舗だと紹介しているのが面白い。
 
中国では、身分証カードに登録されている国民の顔のデータベースがあり、顔のデータベースと銀行口座を紐づける新興サービスと、近年進んだ精細な顔認証の技術が組み合わさって、スマートフォンをとりだすことなく自分の顔を店頭のカメラに向けるだけで食事の支払いができる様子を目の当たりにし、これはいったいどう解釈したらよいのだろうと唸りました、という。
 
顔決済店舗で味わった、都市の実空間に生身でログインしているような、これまでにない感覚こそが、「スクリーンの外で進む、生活のデジタル化」の一例なのではないか、中国で味わったそれは、まるで生活空間のバージョンが日本とまるで異なるかのような、不思議な感覚だったというのは面白い。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁
 
 
 
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日本は優れた製品やサービスを持つスタートアップがたくさんあるのに投資を受けるべき人にお金が流れていない

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米シリコンバレーのIT大手オラクルの日本進出の礎を築き、米国と日本の双方から起業環境の変化を見つめてきたという、ベンチャーキャピタルなどのサンブリッジグループ創業者で会長兼最高経営責任者(CEO)のアレン・マイナー氏が、日本は優れた製品やサービスを持つスタートアップがたくさんあるのに投資を受けるべき人にお金が流れていない、起業家の数は多いのに、米国に比べて1人当たりの起業家に投資される金額が圧倒的に少ないと感じると話しているのは、尤もだと思う。
 
起業家支援に最も大切なのはセレンディピティ(必然なる出会い)だとし、起業家を応援する仲間がどれだけいるか、コミュニティーが確立されていることで出会いは生まれやすくなるというのも的を射ていると思う。
 
実際、シリコンバレーの起業環境をつくっているのは、近所付き合いのような顔と顔が見える人間関係で、日本は東京を中心に語られることが多いが、ITが発達した今、地方都市にこそ起業の優位性はあるはずだとし、関西は都市の大きさ、人口の規模感がシリコンバレーと似ているという指摘は興味深い。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁
 
 
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多面的に未来を語るカンファレンス「me Convention」

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メルセデス・ベンツが、世界最大規模のクリエイティヴ・ビジネス・フェスティヴァル「SXSW(サウスバイサウスウエスト)」の主催者・SXSW社のサポートを受け9月に開催した、多面的に未来を語るカンファレンス「me Convention」を、Wiredが、改めて「未来の賢人を召喚せよ:メルセデス・ベンツが仕掛けた秀逸なる諧謔」として披露している。
 
メルセデス・ベンツが掲げる中・長期戦略「CASE」は、コネクテッド=C、オートノマス(自動運転)=A、シェアードモビリティ&サーヴィス=S、エレクトリック=E4つのテクノロジーを今後クルマに、さらに社会に実装していくことを至上課題に掲げているという。
 
研究者やデザイナーに交じり、元宇宙飛行士(バズ・オルドリン)、サイボーグ(ニール・ハービソン 色覚異常だが頭に埋め込んだアンテナのような装置が、光の波長を振動に変換して頭蓋骨に伝え、それを音として認識している)、ラッパー(エイサップ・ロッキー)らが近未来の思潮に多様性を与えたらしい。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁
 
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ビジネスモデルの歴史的大転換に、日本だけが取り残されている

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早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センター顧問で一橋大学名誉教授の野口 悠紀雄氏が、「ビジネスモデルの歴史的大転換に、日本だけが取り残されている 『大航海時代』に冒険者は見当たらず」と慨嘆しているのは、尤もだと思う。
 
確かに、アメリカでも、USスティールやGMなどのかつての名門企業が、いまでもアメリカをリードしているわけではない。
 

現代のアメリカ経済をリードしているのは、新しく生まれた産業の新しい企業であり、時価総額のトップ5は、「GAFA」と呼ばれるアップル、アルファベット(グーグルの持ち株会社)、フェイスブック、アマゾンおよびマイクロソフトで占められており、生物に新陳代謝が不可欠であるように、企業も時代の条件に応じて交代することが必要であるというのは、よく理解できる。

 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁
 
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AIが医師に圧勝の衝撃 医療は変わる?医師の見解は

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医療ジャーナリスト市川衛さんのブログ「AIが医師に圧勝の衝撃 医療は変わる?医師の見解は」で、沖山 翔さん(救急科専門医)が、初めて見る例外にもそれなりに対応できるのが人間の脳の優れているところで、今のAIの仕組みそのままでは対応ができない、AIは一つのことを正確に実現するのは得意なので、人間の医師がAIをいわば「補助者」としてうまく使いこなせるようになることで、医療がより進歩していくことに期待している、というのは、尤もだと思う。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁
 

企業を成功に導く4つの要素

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Newswitchの「シリコンバレーの悪しき習慣とはまったく違う道筋をたどったSiri 革新的技術で市場を切り拓いてきたSRIの事業化ノウハウとは?」に挙げられている「企業を成功に導く4つの要素」は、参考になると思う。
 
ヘンリークレッセルとノーマン・ウィナスキーの二人は、科学者としてiPhoneに搭載されているSiriをはじめとする画期的な技術を開発し、また幹部経営者として企業を成功に導き、ベンチャーキャピタリストでもあるようだ。
 
「場当たり的」ではなく「より構成的」な手法で、試行錯誤的なアプローチは既存の事業計画通り奮闘しても上手くいかない時にだけ意味があり、最初から失敗を“戦略”として組み込んではいけないとし、企業を成功に導く4つの要素を挙げている。
 
1)<市場>早く成長する可能性のある大きな市場機会
 
2)<人材> 実行ができる卓越したチーム
 
3)<ソリューション> 競業を凌駕しうる差別化技術、もしくはビジネスソリューション
 
4)<価値提案と事業計画> 会社の価値、戦略および計画を明確に表し、そして必要な投資を得るための価値提案書と事業計画書
 
1)~(3)は当然だろうが、(4)を手抜きにすべきではないと思う。
 
Kressel Henry(左)とWinarsky Norman(右)
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IT起業研究所ITInvC代表 小松仁
 
 

シェークスピアの特徴は、むしろ、大胆な飛躍、というか、ある種のワイルドさにあった

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茂木健一郎さんが、シェークスピアの特徴は、むしろ、大胆な飛躍、というか、ある種のワイルドさにあったのだという、そういうものかもしれない、常識とか知識に縛られないで書いていた、ということがシェークスピアの天才の秘密なのだろう、テストを受けたら、ベン・ジョンソンやフランシス・ベーコンに負けていたに違いない、と言っているのが面白い。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁
 
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中国とアメリカのAI開発競争についてのレポート「AI in China: Cutting Through the Hype」

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中国のAI企業などに投資する10億ドルファンドのベンチャーキャピタルSinovation Venturesが、中国とアメリカのAI開発競争についてのレポート「AI in China: Cutting Throughthe Hype」(Eurasia Groupとの共著)を公開しているが、シリコンバレーのエンジニアで論客でもある上杉周作さんが、概要を紹介している。

 
ちょっと中国よりかとも思われるが、興味深く参考になると思う。
 
1AIは大きく4つのカテゴリーに分けることができる。インターネットAI・ビジネスAI・認識AI・自動AIである。
 
2)上記のうち、インターネットAI・認識AI・自動AIにおいては、中国は世界を単独でリードするか、もしくはアメリカと並んでリードするようになる可能性がある。
 
3)しかし、ビジネスAIにおいては、中国は後塵を拝するままだろう。大企業向けのソフトウェア市場とビッグデータ市場が発展途上だからだ。
 
4AI研究者・技術者の質と量で中国は現在アメリカに遅れをとっている。しかし若い研究者の絶対量が多いため、アメリカに追いつくのは時間の問題だ。
 
5AIの分野において中国の最大の競争優位は使用可能なデータの量にある。
 
6)また、中国政府はAI企業に対してどの国よりも手厚い支援をしていて、それはこれからも続く見込みだ。
 
7)現在、AIのイノベーション一等地はシリコンバレーである。続いてトロント・モントリオール・ロンドンが挙げられるが、北京はこれらの都市を抜き、シリコンバレーに並ぶAI競争の中心地になるだろう。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁
 
 
https://jp.quora.com/人工知能-AI-の分野において、中国は日本に比べてどれほど進んでいるのか/answer/上杉-周作-Shu-Uesugi?ref=fb_page&uiv=6&source=fb&medium=ad&campaign=uad_i18n_jp_acq&set=japan_all_fb_desktop_a6&content=ai_a6
 
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月の溶岩チューブ

エネルギー環境総合戦略調査

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平成28年度 (エネルギー政策基盤整備事業)  報告書 (経済産業省資源エネルギー庁委託調査)に、掃除ロボット、衣類折りたたみ機、調理ロボット、介護ロボット、警備ロボットなど家庭用ロボットにおけるエネルギー消費、および、調理ロボット、給仕ロボット、ビル清掃ロボット、警備ロボット、介護ロボット、接客ロボットなど業務用ロボットにおけるエネルギーの検討がされているのは、面白く参考になるかもしれない。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁
 

NVIDIAの「GTC Japan 2017」 イベントでのJensen Huang創業者兼CEOの基調講演

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NVIDIAの「GTC Japan 2017」 イベントでの、同社Jensen Huang創業者兼CEOの基調講演で、新製品やビジョンの紹介、コマツとの協業などを発表している。
 
AIとロボットを統合することになると、解決しなければいけない課題は自動運転車と違うといい、自動運転技術はルールを守り、障害物を避けることがメインだが、ロボットの場合、モノと接し方や操り方がメインであり、また、正しく稼働ができるように、世界の物理法則をとらえなければいけないとし、ロボットとAIの統合において、下記3項が重要としているのは、尤もだと思う。
 
1)自律マシン用のあらゆるセンサーに対応するプロセッサの開発
 
22030の自由度を動作させるAI
 
3)ロボットの頭脳を訓練できる現実世界に近い仮想環境の利用
 
仮想環境でロボットのAIをトレーニングさせることにより、実物にニューラルネットワークを転送した場合、実世界では被害なくロボットが稼働できるという。
 
このような訓練にすでに取り組んでおり、Isaacというシミュレーション環境を開発し、ロボットの機械的モデル、センサーモデル、環境の正確なモデルなどをVR で再現し、ゴルフを習っているロボットのデモを公開している。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁
 
 
 
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アインシュタインは死ぬことについて、その時が来たら静かにベッドに横たわって死んでいくと言っていた

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茂木健一郎さんが、アインシュタインは死ぬことについて、その時が来たら静かにベッドに横たわって死んでいくと言っていた、時間の本質を考え抜いた人の態度なのではないか、死ぬということは時間が経つということで、いつその時になっても、時間の経過自体には抵抗できないから、それに従うしかないと紹介している。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁
 

国内IoT向けエッジマイクロデータセンター数の予測(IDC)

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IDCが国内IoT向けエッジマイクロデータセンター数の予測を発表している。
 
IoTでは、センサーやデバイスなどの端末の近くでデータを分散処理することによって、端末利用者に対して高いレスポンスでサービスを提供することができる「エッジコンピューティング」という分散処理システムを配備するメリットは大きいのだろう。
 
エッジマイクロデータセンターは、サーバー、ネットワーク機器、ストレージから構成され、都市部や、建物/店舗などに設置、端末とのデータ通信/処理で高いレスポンスを実現している。
 
コネクテッドカーや製造オペレーションのIoTの取り組みが進むため、国内エッジマイクロデータセンター数は、2017年末の1,037か所から、2021年末には4,354か所に増加すると予測しており、大きな伸びといえるだろう。
 
当面は、エッジマイクロデータセンターの1か所あたりの設備規模はまだ小さく、平均的にはサーバーラック1本に収納可能な程度にとどまり、エッジマイクロデータセンターのために新たにサーバールームを建設する必要性は小さく、主に既設のサーバールームやデータセンターの空きスペースに設置すれば済むことが多いとしている。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁
 
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Note:
· 各年末時点のインストールベース
· 「コネクテッドカー」および「製造オペレーション」の2つのユースケースについてのみ推定

Source:IDC Japan, 12/2017


米国の女性エリートが「家事代行」を使わない2つの理由

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ForbesJapanOfficialColumnist秋山 ゆかりさんは、2歳の娘を育てながらフルタイムで働く母親のようだが、米国にいる友人たちの影響を受け、家事代行をほとんど利用していないのは、米国中西部にいるハイキャリアで子供を持つ友人たちが、家事代行を使わなくなってきていることに感化されたからだという。

 
米国の女性エリートが「家事代行」を使わない2つの理由を挙げているのが興味深い。
 
理由のひとつは、家事をアウトソースすると、子どもの生活力が育ちにくく、家事を通じて得られるスキル育成の機会を失うこと。
 
もう一つは、自分たちの生活を楽にするために、移民や若者、中流以下階層を安く使うことは、エシカル(=道徳的、倫理的)な生き方ではないということらしい。
 
商品やサービスに自分がお金を払うのであれば、そこに児童虐待がないか、不正な飼料の使用はないかなど、消費しているモノゴトの生産・提供過程をチェックすることで、社会問題に対してスタンスを取っているようだ。
 
前述のクラスメートたちからすると、自分たちが楽をするために、家事のアウトソースで多くを占める移民や若者や中下流層を安価な価格で使うのは、搾取に値するのではないかと考えているらしい。
 
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個人では超優秀な日本人が、企業体になるとなぜ世界に負けるのか;日本企業の極めて低い生産性の背景に何があるのか

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経済産業研究所RIETIの新春特別コラムで岩本 晃一 上席研究員が、「個人では超優秀な日本人が、企業体になるとなぜ世界に負けるのか;日本企業の極めて低い生産性の背景に何があるのか」を論じている内容が興味深く参考になると思う。
 
いまだに日本人の多くが日本が世界的に強いと信じ込んでいる「ものづくり」の分野でも、日本人の生産性は先進国のなかで、ほとんどビリに近いのには驚かされる。
 
製造業における生産性の国際比較
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出所:ChristophSchröder, Produktivität und Lohnstückkosten der Industrie im internationalenVergleich(2014),IW-Trends.p6

 
特に、第4次産業革命といわれる激しい技術革新のなか、日本の経営者は、この技術進歩についていっていない、そうした大きな時代の変革のなかで、日本の経営者は、失敗して責任を問われることを恐れ、チャレンジしない、自分の経営者としての任期が終えるのをじっと待っている、という指摘は、残念ながら的を射ていると思う。
 
ドイツと日本を単純に比較すると、
・日本はドイツに比べて、人口が1.5倍、企業数が1.5倍、GDP1.5倍である。
・だが、ドイツは日本に比べて、年間労働時間が2/3しかなく、時間当たり賃金が1.5倍もある。
・日本もドイツも製造業が主力産業であるが、ドイツの製造業の生産性は日本の1.5倍もある。
 
1)お金を稼ぐことに「素直」「正直」である。国の仕組み全体が、教育も含め、モノを作って世界に売り、お金を稼ぐために出来上がっている。世界で売れる優秀な「made in Germany」の製品を開発し、世界市場で売る、という「基本に忠実」である。
 
2) 製造業の繁栄こそが、国家の繁栄、国民の幸福、という国民の大きなコンセンサス、自分たちは製造業で食べていく、という国民全体の強い意志、製造業の競争力強化のための投資であれば無条件で容認されるという雰囲気がある。
 
3)日本人もドイツ人も、考えることはほとんど大差はない。だが、ドイツ人は成果を出すまで最後までやり遂げる、という点が違う。ドイツ人は理論どおりにやれば、理論どおりの成果が出る筈だと「真面目」「愚直」に実行し、そして理論どおりの成果を出している。
 
4) ドイツ人は、総論が良ければ、すぐにプロジェクトをスタートさせる。途中で問題が発生すれば、その都度、議論し、方向転換しながら、最終的には、目標に到達してしまう。
 
5) 地方政府(州市)が、お金を稼ぐことに極めて一生懸命である。首長の選挙でも、その点を強調する。
 
6)「働き方」でいえば、某日系ドイツ支社の社長の言葉を紹介したい。
「ドイツ人と一緒に働いてみて、その生産性の高さを肌で感じている。彼らは勤務中におしゃべりをしない。朝出勤すれば、その日にやるべきことをどうすれば時間内に終えるかを考え、無駄話せずに仕事し、勤務中にやり終え、終業時間が来るとさっさと帰って行く」
95%の完成度のものを、膨大な時間とエネルギーを使って98%にしない。むしろ創造的なことに時間を使う」
「義務的な仕事を早く終わらせて、創造的なことに多くの時間を投じることに価値を見いだしている」。
 
7) ドイツの大学は無償である。外国人留学生も無償である。国全体がお金を稼いで、政府財政にお金があるので、教育はやりたいことができている。学生は企業にインターンに行って、大学に帰ってくるということを何度か繰り返し、30歳くらいまでに、自分に合った仕事場を見つけて就職する。企業にとっては、「必要な人を、必要なときに」雇うのである。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁
 
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AIを早く取り込む企業は何が違うのか

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経済産業研究所RIETIの松田 尚子 コンサルティングフェローが、他の企業に先駆けて実験の繰り返しを許す柔軟性を持ち、AIから得られる情報を上手に消化できる組織が、AIを他の企業より早く取り込むことができ、アラン・チューリングの言う"Those who can imagine anything, can create theimpossible"「何でも想像すること」が、このような組織づくりの最初の一歩になるだろうとしているのは、的を射ていると思う。

 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁
 
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約1メートルの遠隔無線充電システム「WattUp」、CESで披露へ

経団連、最後に頼った大本命 次期会長に中西氏

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