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仕事ができる人は『共感能力』を持つ。ファクトフルネスとマインドフルネスの相乗効果

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茂木健一郎さんが、「仕事ができる人は『共感能力』を持つ。ファクトフルネスとマインドフルネスの相乗効果」について話している内容が興味深い。
 

 
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・結局、世の中に関する事実を客観的に押さえるファクトフルネスは十分に発揮して、その上で、マインドフルネスが生かせる人が理想的だということになるというのは尤もだと思う。
 
・事実は説得力を持つ。一方、それを相手の心に届けるためには、共感の力が必要である。
事実に訴えかけるファクトフルネスと、心に働きかけるマインドフルネスの両方を生かすことで、私たちは次第に「人間」そのものに近づくことができるようになるのであるという。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁

エヌビディアの新研究所、イケア製キッチンでAIロボットを訓練中

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MIT Technology Review記事「This Ikea kitchen might teach industrial robots to be less dumb andmore helpful エヌビディアの新研究所、イケア製キッチンでAIロボットを訓練中」(Will Knight 米国版 AI担当上級編集者)が面白い。

 
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・最近の人工知能(AI)の進歩にもかかわらず、産業用ロボットは驚くほど愚かで危険なままだ。たしかに産業用ロボットは根気のいる作業を正確に繰り返し実行できるが、環境の変化への対応や新しい何かに取り組めない。そのため、職場でのロボットの活用は大幅に限られている。
 
・エヌビディア(Nvidia)は、機械学習を利用してこの問題を解決しようと考えている。AIに欠かせない専用コンピューター・チップの世界トップメーカーが、人間と協力して働く「コボット(co-bots=協調ロボット)」の賢さと能力の向上のため、新しいロボット研究所をシアトルに開設したのだ。研究所のあらゆる土台になっているのは、イケアによる標準的なキッチンだ。
 
・キッチン研究室の車輪付きの台に取り付けられた1本のロボット・アームで構成されるシステムは、すでにつぼやビン、箱を持ってきては引き出しにしまう日々を送っている。研究所の創設者であり、ワシントン大学のディーター・フォックス教授は、こうした作業によって、工場でもっと難しい作業をしたり、病院で働いたりするために必要なスキルをロボットに身に付けさせるという。「ここはあらゆる課題の見本を示す、理想的な環境だと思います」(フォックス教授)。
 
・キッチンの作業は、見慣れた物を見つけて動かす作業から見慣れない物を扱う作業まで、徐々に難しくなる。すべてがうまくできれば、最終的にロボットは、人間と協力して、食事の支度などの複雑な仕事をこなせるようになるはずだ。
 
・より汎用的なロボット学習の鍵を握るのは、重力などの要素を含む物理世界の基本的な理解をロボットに持たせることかもしれない。フォックス教授のチームが現在実験しているこの考え方は、赤ちゃんが示す物理的現象の直観的理解に似たものかもしれない。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁

2つの中国パワーを週末の同じ日に味わった(シリコンバレーの校條博さん)

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・まず、ランチ。新しくできた日本料理屋に行ってみよう、とアップルのお膝元のクパティーノまで足を伸ばした。日本料理と言っても、丼ものが主体の大衆的なところ。味がいい、ということで見学も兼ねて。
店に入るとすぐに満員になった。確かに美味しい。しかし、気がつくと周りから聞こえてくる言葉は中国語ばかり、日本語は店員だけ。週末なのでファミリーがほとんどで、連れている子供はまだ小さいことから、両親は30代くらいまでだろう。ちょっとだけ聞こえた英語からすると、第一世代であることが分かる。今だに中国からの人材流入は続いているのだ。
シリコンバレーのエンジニアや開発は中国人、インド人が多くを占めているが、それを実感した。(インド人はインド料理屋に行くので、日本料理屋には来ない。)
 
・同じ日の夜は、自分のゴルフクラブの旧正月新年会のディナー。パロアルトの高級中華料理屋に集まったメンバーのうち3/5は中国系。(因みに、全員のなかで日本人は私たち夫婦のみ。)中でも最近中国から移住してきた人が目立った。今までメンバーの主体だったリタイアしている悠々自適の人たちに加えて、子供が大学生くらいのカップルが参加していた。スタンフォード大学の話などが普通に聞こえてくる。彼らは実に堂々としていて、人前でもしっかり発言するし、テーブルにひとりでも中国語を話さない人(すなわち私たち夫婦など)がいると中国人同士でも英語で話す。エネルギッシュでかつスマート。
これらのそれぞれの世代の中国人がアメリカに根を張り、重要な役割を果たすようになっていくのだろう。
 
・中国人のものすごいパワーとそれによる上昇気流を体感した1日だった。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁

iPS細胞で脊髄損傷治療 厚労省、慶大の計画了承

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iPS細胞を使って脊髄損傷を治療する慶応義塾大学の臨床研究計画が厚生労働省の専門部会で了承されたようで、具体的進展を心から期待したい。
 
iPS細胞から作った神経のもとになる細胞を患者に移植し、機能改善につなげる世界初の臨床研究となる。2019年夏にも始まる見通しだ。目や心臓、脳の神経、血小板に続き、実際に患者に移植する再生医療の研究が広がっている。
 
・今回の計画は、iPS細胞を使う再生医療の中で「本丸」とも位置付けられるものだ。脊髄は神経の状態を再現する実験が難しくて研究しにくいことから、脳と並んで創薬が進みにくい。iPS細胞の登場で、神経細胞を補う再生医療ならば運動機能を改善できるのではないかと期待を集めている。

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IT起業研究所ITInvC代表 小松仁

AIと超人類の時代 弱者がもつ強み

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小林慶一郎慶大教授が、「AIと超人類の時代 弱者がもつ強み」と題し、歴史学者ユヴァル・ノア・ハラリ氏が「ホモ・デウス」で、テクノロジーの発展によるディストピア(反理想郷)のビジョンを描いて警鐘を鳴らしていると延べている内容が面白く参考になると思う。
 
・人類のごく一部の富裕層が人工知能(AI)とバイオテクノロジーの力で超人類(ホモ・デウス)にアップグレードされ、現生人類のまま取り残された大多数の人々を支配し、最終的には超人類が現生人類を淘汰するかもしれないという。ホモ・サピエンスがマンモスなどの大型哺乳類を絶滅させ、ネアンデルタール人を自然淘汰したのと同じように、我々も進化の波から脱落して消え去るのではないかという恐怖を与える。
 
AIの進歩などによって、様々な業種で人間の労働が無用になると予想され、職の消失が心配されている。しかしハラリ氏の言う「無用者階級」すなわち低賃金の未熟練労働者が増えれば、その人たちを生産要素として活用しようとする方向に、新たな技術進歩が起きる。これが方向付けられた技術進歩の理論の予想である。すると人間の労働への需要が高まり、賃金が上昇し、格差が縮小していく。
 
・近年、驚異的な発展を見せているAIのディープラーニング(深層学習)は、原理的には単純な最小二乗法(誤差を最小にする近似計算の一手法)にすぎない。つまり、これまで深淵な神秘と思われていた知能の働きは、単純な近似計算の寄せ集めにすぎないという発見がAIの衝撃の本質である。
 
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・近似計算なのだから、AIの知は無謬(むびゅう=間違いがない)の真理ではないし、人間の知も同様である。人やAIが作るあらゆる知は全て現実の近似であり、将来いずれ「間違いであった」と証明される可能性がある、という意味で可謬的なのである。
 
・自己の可謬性の認識に立った社会は、多様な存在者の自由な行動に寛容な社会となるはずである。自己の可謬性を認識すれば、他者が自己を超える可能性を認識し、他者を淘汰せずにその可能性の存続を尊重し、利用することが合理的な判断となる。AIによって増強された超人類が現れても、彼らが自己の可謬性を認識するならば、弱者と共存する多様な社会を維持することを目指すだろう。
 
・超人類は、定向進化で袋小路に入り込むなど淘汰のリスクを予想し、生物多様性や人類の多様性を残存させようとするだろう。そのような経済社会を実現するために、AIによって増強された人類にも、そうでない大多数の人類にも、さらには他の動植物にも、固有の存在価値を認め尊重する新しい自由主義の政治哲学を生み出す必要がある。
 
・これまでの生物進化や人間社会の進化のように、淘汰の原理が今後も続くということは必然ではない。そうならないために、民主主義を適切なかたちに補正するとともに、新しい「可謬性の政治哲学」の発見が求められているのではないかという指摘は、尤もだと思う。
 
IT起業研究所ITInvC 小松仁
 

機械学習の濫用は科学に『再現性の危機』をもたらす

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MIT Technology Review記事「機械学習の濫用は科学に『再現性の危機』をもたらす、米研究者」で、機械学習手法を使って成された科学的発見は、そのまま鵜呑みにすることはできない、とライス大学のジェネヴェラ・アレン准教授(統計学)が警告しているのは興味深い。

 
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・さまざまな専門分野の科学者たちがデータ分析の精度向上とスピードアップのために、機械学習システムを使うことが増えている。それはまた、新たな医薬化合物のような新発見をもたらす研究者たちの能力向上を加速している。
 
・しかし、問題がある。アレン准教授は、機械学習手法を採用することで、科学における「再現性の危機」が高まりつつあると警告する。さまざまな研究の成果が他の研究者たちによって繰り返し評価されることがなくなり、当初出た研究結果の信憑性が疑わしくなっているというのだ。「あえて言えば、こうしたことの大部分は、科学における機械学習手法の使用から来るものです」とアレン准教授は英国放送協会(BBC)に語った。多くの場合、機械学習手法を使った新発見は、再確認されるまで信用するべきではないと主張する。
機械学習による予測の不確実性や再現性を、システムが確実に評価できるようにすべく、次世代の機械学習システムに関する研究が現在進められている、とアレン准教授はいう。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁

I need to KonMari!  動詞になったこんまりに聞く、世界を驚かせた『片付けの精神』

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I need to KonMari!  動詞になったこんまりに聞く、世界を驚かせた『片付けの精神』」の内容が興味深い。
 
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2014年にアメリカで『人生がときめく片付けの魔法』の翻訳版を発売した近藤麻理恵は、いまや世界で最も話題を呼ぶ日本人の一人だ。タイム誌「2015年番世界で最も影響力のある100人」に選ばれ、今年1月にネットフリックスで放送開始した「KonMari〜人生がときめく片付けの魔法」のブレイクによって、その人気はますます高まったという。
 
・面白いのは、「片付け」を意味する新たな言葉として「KonMari」「KonMari-ing」が使われていることだ。ツイッターやインスタグラムには、片付けを報告する投稿が毎日のようにアップされているという。
 
・アメリカと日本の住環境は大きく違います。アメリカはとても家が広く、とくにみなさんガレージを物置のように使います。私は東京のマンション暮らしだったので、「人はこんなに物を持てるのか」と改めて驚きました。日本でも活動の中でいろんなおうちを見てきましたが、アメリカはレベルが違います。
一方、それだけたくさん収納スペースがあっても、「ものを置ききれない」「片付けきれない」といった悩みは変わりません。片付ける際の自分なりの基準を知ること、そして一つ一つのものに感謝をすることの大切さは、国境を超えても変わらないと感じました。
 
・日本ではまず主婦向けの生活雑誌やお昼の情報番組で生活術として取り上げていただきましたが、アメリカでは早くからニューヨーク・タイムズやウォール・ストリート・ジャーナルに取り上げていただきました。
この違いは、「片付けに対する精神性」に着目いただいているからだと思っています。
 
・私は、片付けを物理的な整理整頓ではなく、自分の価値観や人生を見つめ直すための行為だと捉えています。だから物を捨てるかどうかも「ときめく」かどうかを判断基準にしているんです。
モノへの感謝や家への敬意も大切にしています。「洋服をたたむときは感謝の気持ちを込めて」というと日本では納得いただけることが多いのですが、アメリカだと頻繁に「なぜ?」と尋ねられます。彼らにとっては片付けを通して物事に感謝することは、彼らにとっては新鮮なのでしょうね。
 
・海外で高く評価される、近藤の「片付けの精神性」とは何だろうか。簡単に言ってしまえば、それはただモノを整理するだけでなく、片付けを通して自分の暮らしや生き方そのものを前向きにすることだ。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁

定年男性の新形態、パソコン前で「お地蔵さん」現象はなぜ起こる

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家族問題評論家・エッセイストの宮本まき子さんが、「団塊の世代」の男子らが定年を迎え、高齢者となった状況を記している内容が面白い。

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・彼らはかつての定年男性のように、熟年離婚を迎えたり、「お座敷豚」や「粗大ごみ」「濡れ落ち葉」となって妻や家族から嫌がられるようなヘタは打たない。
 
・その代わり、パソコンの前での「お地蔵さん」現象という「新形態」へと進化して、顰蹙(ひんしゅく)を買いつつある。

 
・妻の変化に無頓着で自己チューな「ガラパゴス世代」と違い、団塊世代男子は男女平等を教え込まれ、人数の多さゆえに他者との共同生活や距離感の取り方に長けているタイプが多い。
彼らはまずリタイア後の居場所を見つけ、趣味、旅行、スポーツ、社会人向け公開講座、ボランティア活動、公民館講座、パートタイムジョブ、起業とフットワークがよく動き回っていた。
 
・しかし、ここにきて遊び飽きたか、息切れしたか、男性72歳の健康寿命通りか、はたまた資金が尽きたか、理由は不明だが「外歩き派」が減って「家庭回帰」が始まったのである。
 
・男のメンツよりストレス回避を、花より実をとった団塊世代定年男子はおかげでテレビの前の「お座敷豚」にもソファの上の「粗大ゴミ」にもならずに済んだのだが、ここで定年男性の「新形態」が発生している。
それは「パソコンの前のお地蔵さん」現象である。
 
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・ネットサーフィンやり放題、無料のゲームにも熱中する。もっとおもしろいことを追求できるのではと、時間を忘れてパソコンに向き合ううちに、「石のお地蔵さん」のようにパソコンの前で動かなくなってしまったのである。
 
・はたから見たら「引きこもり」なのだが、問題は本人も家族もこの「省エネ」状態には、悩んでも困ってもいないことだろう。
 
・定年男子はもろもろ経験済みの後の「自主的引きこもり」。
ある意味、「ご隠居の道楽」である。「どこが悪いか?」と開き直られれば返答に窮してしまう。妻たちにすれば初めのうちこそ自室にこもってくれて手もかからず、出費もネット等の通信費だけで済むと安易に考えていたふしある。
 
・毎日の日課となった長時間のパソコン操作や多数の見えない相手とのやりとりは、仕事に復帰したような錯覚を起こさせるし、おびただしいネット検索を繰り返すうちに、自分は知識豊富で有能で、人を思い通りに動かせると思い込む「万能感」を育てた可能性もある。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁

デジタルイノベーション2019

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デジタルイノベーション2019(日経BP社主催)で下記講演があったが、参考になった。
 
GROOVEX代表取締役 林要氏 「家庭型ロボット『LOVOT』がもたらすデジタルイノベーション」
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・情報処理推進機構産業サイバーセキュリティセンター副センター長 田辺雄史氏 
「サイバーリスクに対して我が国の産業基盤をどのように護るのか」

 
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・オークマ製造本部生産技術部部長 一木洋介氏
「ロボット&IoTで改善加速する次世代スマートファクトリー ~部品4000種類の多品種少量生産を実現するオークマDS2部品工場」

 
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IT起業研究所ITInvC代表 小松仁
 

量子コンピューターとは何か? 基礎知識

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MIT Technology Review記事「Explainer: What is a quantum computer? 量子コンピューターとは何か?ニュースを読む前に押さえたい基礎知識」(Martin Giles  MITテクノロジーレビューのサンフランシスコ支局長)が役に立ちそうだ。
量子コンピューターが最大限の可能性を達成するには、かなりの時間がかかる可能性があるというのは、的を射ていると思う。
 

 
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・「キュービット」とは何か?
キュービットを生成し、操作することは科学的・工学的に困難な課題となっている。IBM、グーグル、リゲッティ・コンピューティング(Rigetti Computing)といったいくつかの企業は、深宇宙よりも低温に冷却された超伝導回路を用いている。イオンQIonQ)などの他の企業は、超高真空チャンバー内のシリコンチップ上の電磁場に個々の原子を閉じ込める手法を用いている。どちらの場合も、制御された量子状態にあるキュービットを、外部環境から隔絶することを目指している。
 
・「重ね合わせ」とは何か?
同時に複数の状態で存在できる能力を「重ね合わせ」と呼ぶ。研究者は、精密レーザーやマイクロ波ビームを用いてキュービットを操作し、キュービットを重ね合わせ状態にする。
直感に反するこの現象により、重ね合わせ状態にあるいくつかのキュービットを備えた量子コンピューターは、膨大な数の起こり得る結果を同時に並列して処理できる。最終的な計算結果は、キュービットを測定して初めて得られる。測定するとキュービットの量子状態は直ちに1または0に「崩壊」する。
 
・「量子もつれ」とは何か?
対を成す2つのキュービットが同一の量子状態で存在することを「量子もつれ」という。もつれ合ったキュービットの一方の量子状態を変化させると、もう一方の量子状態も予測可能な形で即座に変化する。キュービット同士が距離的に非常に離れていたとしても同じ現象が起こる。
量子もつれのおかげで、量子コンピューターにキュービットを追加すると、演算処理能力は指数関数的に増加する。量子コンピューターは、量子の数珠つなぎのような、もつれ合ったキュービットを利用することで魔法のような能力を発揮する。特別に設計された量子アルゴリズムを用いて計算速度を向上できる量子コンピューターの能力こそ、量子コンピューターの可能性が大きな注目を集めている理由となっている。
 
・「デコヒーレンス」とは何か?
キュービットが外部環境と相互作用してキュービットの量子的な状態が衰退し、最終的に失われることを「デコヒーレンス」と呼ぶ。キュービットの量子状態は極めて不安定だ。量子力学の分野で「ノイズ」と呼ばれるわずかな振動や温度変化によって、量子情報処理が適切に実行される前にキュービットの重ね合わせ状態が壊れてしまう可能性がある。研究者が、超低温冷却装置や超高真空チャンバーの中にキュービットを収めて、外部環境から保護しようと懸命に取り組んでいるのはそのためだ。
 
・「量子超越性」とは何か?
「量子超越性」とは、量子コンピューターが、もっとも高性能なスーパーコンピューターによって到達できるレベルをはるかに超えた数値計算を遂行できることを示す指標だ。
 
・量子コンピューターがもっとも役立ちそうな最初の分野は?
量子コンピューターの特に有望な応用の1つに、分子レベルでの物質の挙動のシミュレーションがある。フォルクスワーゲンやダイムラーなどの自動車メーカーは、量子コンピューターを用いて電気自動車の電池の化学組成をシミュレーションし、電池の性能を向上する新たな方法を見つけ出そうとしている。製薬会社も、新薬につながる可能性のある化合物の分析や比較に量子コンピューターを利用している。
 
膨大な数のあり得る解の中から最適解を極めて高速に導き出せるので、最適化問題を解く際にも有用である。たとえば、エアバスは、もっとも燃費効率の良い飛行機の離着陸の経路を算出するのに量子コンピューターを用いている。フォルクスワーゲンはすでに、混雑を最小限に抑えるために市内のバスやタクシーの最適ルートを計算するサービスを発表している。
 
量子コンピューターの研究に取り組む大学や企業は、この分野の熟練研究者の不足と主要な部品の供給業者の不足に直面している。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁
 

米国にテスラの『強力な競合相手』が現れない理由

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Forbes記事「米国にテスラの『強力な競合相手』が現れない理由」(Ken Kam CEO and founder of Marketocracy, Inc)が面白い。

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・フォードとGMはいずれも、マスマーケット向けのセダンで利益を上げようとしていない。フォードはすでに、この市場セグメントからの撤退を決定。GMも同様の方針とみられている。
一方、テスラはEVセダンの「モデル3」をより購入しやすい価格で販売するため、努力を続けている。今のところは同市場向けの価格(35000ドル、約387万円)を実現できていないが、生産台数を増やし、値下げを行っている。
いずれテスラは、目標を達成するだろう。そうなったとき、フォードとGMはどちらも、テスラの競争相手にはなれない。
 
・ウォール・ストリート・ジャーナルが先ごろ報じたところによれば、フォードとGM、そしてフィアット・クライスラーはいずれも、ここ数年のうちに価格5万ドル以上のピックアップトラックを発売している。
 
「ガス・ガズラー(ガソリンを食う車)」と呼ばれてきたタイプの車が、復活してきているということだ。こうした動きの背景にあるのは、米国の石油生産量の増加と、それに伴うガソリン価格の下落だ。
 
ピックアップトラックは、利益率が非常に高い。また、フォードとGMは既存の工場で生産することができる。両社がこの市場セグメントに集中することは、理にかなったことだといえる。
「レガシー企業」である両社は、ガソリン車の生産設備のために巨額の投資を行ってきた。それを踏まえた上で、自社にとっての合理的な決断をしているのだ。また、両社がEV車の開発を急がないのは、現在手掛けるガソリン車との共食いを避けたいためでもある。
 
・テスラは、米国の高級車市場で最も販売台数の多いモデルを生産している。さらに、フォードとGMが放棄しようとしているマスマーケットを引き継ぐため、価格の引き下げに努力している。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁
 

AIを搭載したロボットに複雑な作業をさせる動き

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AIスタートアップとロボット技術を持つ大企業が連携し、AIを搭載したロボットに複雑な作業をさせる動きが広がっているようだ。

 
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・人工知能(AI)開発のエクサウィザーズと大成建設は、容器に入った液体を決められた量だけ別の容器に移し替えるロボットを開発した。ロボットの頭脳にAIを組み込み、人が液体を注ぐ際の動きを教えた。液体は見た目では粘度などがわかりにくく、移し替える作業を自動化するのが難しかった。医薬品や食品会社の工場に売り込む。
 
・エクサウィザーズはデンソーウェーブと、ロボットがスプーンで粉をすくって取り分けるシステムを開発済み。
 
・プリファード・ネットワークスもファナックと提携し、箱の中にバラバラに入った部品をロボットがつかんで箱に移し替えるシステムを開発。自社単独でも部屋に落ちているものを認識して拾って片付ける、家庭用の「お片付けロボット」を開発している。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁

マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボ所長の伊藤穰一さんの寄稿内容

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マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボ所長の伊藤穰一さんによる『WIREDUS版への寄稿内容が興味深い。

 
1)「AIは未来を予測しない。いまを映す『鏡』である」

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・人工知能(AI)が犯罪抑止のような用途で活用され、アルゴリズムを使えば客観的なリスク評価が可能だとされている。だがデータのバイアスを考慮すれば、「水晶玉」のように未来を予測することは困難ではないか。むしろ世のなかのひずみを映し出し、社会を批判的に見つめ直すための「鏡」なのではないか。
 

・わたしたちは「Interventions over Predictions:Reframing the Ethical Debate for Actuarial Risk Assessment」(予測への介入:リスク評価における倫理的議論の再構築)の論文で、テック業界はAIの倫理的な危険性を判断するうえで間違った基準を使ってきたという主張を展開している。正確さや偏向という観点から考えたとき、AIの利点もリスクも限定的にしか捉えられていない。結果として、わたしたちはオートメーションやプロファイリング、予測モデルといったものにAIを導入することで、社会的にはどのようなメリットがあるのかという基本的な問いに答えることをおろそかにしてしまったのだ。

 
・わたしがここで言いたいのは、大量のデータはいま目の前で実際に何が起きているのかを理解するために使われるべきだ、ということだ。焦点を変えることで、より平等でさまざまな機会に満ちた社会を構築することが可能になるかもしれない。そして『マイノリティ・リポート』のような悪夢は避けることができるのではないだろうか。
 
2)「『説明できること』の先にある科学の未来」

 
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・わたしたち人間の脳は、直観的な物理演算エンジンのような働きによって物事を予測できる。こうした「直観」は、統計的な機械学習に依存する現在の人工知能(AI)には備わっていない。もし機械が直観モデルを学習できるようになれば、科学はもうひとつ先の段階に進むのではないか
 
AIは長年にわたって驚くべき進化を遂げてきたが、実用化されているものの大半は統計的な機械学習を基にしている。ワークモデルを構築するには、例えば大量の画像といった学習データを必要とする。人間がそれぞれのデータに「猫」や「犬」といったラベル付けをしてやると、ニューラルネットワークはそれを参照し、特定の画像が何であるかを推測するようになる。うまくいけば、人間と同程度の正確さに達することが可能だ。
 
・この統計モデルに完全に欠けているもののひとつが、データの中身の理解である。AIは写真に写っている犬が動物で、ときにはクルマを追いかけたりするということを知らない。そのため、この種のシステムで正確なモデルを構築するには、大量のデータが必要になる。システムは画像のなかで何が起きているのかを理解するのではなく、パターン認識に近いことをしているからだ。それは「学習」に対する総当たり的なアプローチで、高速なコンピューターと膨大な量のデータセットが手に入るようになったことで実現した。
 
・ワシントン大学教授のパトリシア・クールは、幼児の言語習得をめぐり「ソーシャル・ゲーティング」という仮説を立てた。人間の言語能力は、乳幼児期に周囲の世界とのやりとりを通じて養われる社会的理解力の発達と結び付いている、というのだ。また、ハーヴァード大学の認知心理学者エリザベス・スペルキは、乳幼児がどのようにして、生後10カ月といった早い時期から他者の目的を推測する「直観的心理学」を構築していくのか研究している。
 
・人間の脳は乳幼児期にとてつもない変化を遂げる。赤ん坊の脳では成人の2倍の数のシナプスが形成されている。そして脳が成熟するに従って神経同士のつながりは整理され、知覚の対象となる複雑なシステムの直観的理解力が養われる。階段、母親、父親、友達、クルマ、雪山といったものがわかるようになるのだ。
 
・わたしたちの脳は、自然の声を理解する神経細胞を退化させてしまったのかもしれない。そういったものは都市での生活には必要ないからだ。わたしたちは人生のほとんどを読書やコンピューターのスクリーンを見つめることに費やし、個室で座って世界を理解するための教育を受ける。
 
・その結果として、世界を数学的あるいは経済的に説明する能力は身につくだろう。だとしても、その能力によって世界を正確に把握していると断言できるだろうか。わたしたちの脳は生態系のようなものについて、幼い頃から大自然に囲まれて育った脳、つまり自然を直感的に理解できる脳よりも、よくわかっているのだろうか。
 
・テネンバウムと彼のチームが直観モデルを学習できる機械の開発に成功したら、いまは説明できないもの、もしくは複雑すぎて既存の理論やツールでは理解できないものについて、何らかの答えを出すことが可能になるかもしれない。機械学習やAIの説明可能性や、また先住民たちが自然とどのように関わっているかの研究において、わたしたちは「説明できること」の特異点に達するだろう。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁
 

『民間初』の月面着陸目指す イスラエル探査機が打ち上げ

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イスラエルの民間団体であるスペースILSpaceIL)が開発した月面探査機「ベレシート」が、221日にスペースXのファルコン9ロケットで打ち上げられた。計画通りに事が運べば、411日にも月面に軟着陸するという。
MIT Technology Review記事「The first privately funded trip to the moon is about to launch 『民間初』の月面着陸目指す イスラエル探査機が打ち上げ」(Erin Winick 米国版 准編集者)

 
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・民間団体であるスペースILの不利な点の一つは、自前のロケットを所有していないことだ。ロケット会社の打ち上げにおける最大の顧客ですらない。ベレシートは、今回打ち上げたファルコン9ロケットの主なペイロードを占めるインドネシアの通信衛星「ヌサンタラ・サトゥ(NusantaraSatu)」に便乗させてもらっているらしい。

 
・自前のロケットを所有しているインドは、月探索機チャンドラヤーン2号(Chandrayaan-2)を4月中旬に打ち上げる計画で、月面にずっと早く到達するルートを取る予定になっている。打ち上げのタイミングによっては、ベレシートが月の周囲で何度目かの段階的ループを描いている間に、チャンドラヤーン2号がベレシートを追い越して、月面軟着陸4番手の栄誉を奪ってしまうかもしれない。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁

イノベーションに必要なもの 資源配分の不備、効果減退

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経済産業研究所RIETIの岡崎 哲二ファカルティフェロー(東京大学大学院経済学研究科教授、キヤノングローバル戦略研究所・研究主幹)が、「イノベーションに必要なもの 資源配分の不備、効果減退」を論じている内容が興味深い。

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・現政権は一連の経済政策により90年代以来の低成長を脱却することを標榜してきた。しかしこの点については成果が上がっていない。生産要素がほぼフル稼働しているにもかかわらず、成長率が低い状態にとどまっているという事実は、低成長が「不景気」やデフレによるものではなく、構造的な原因によることを示している。
 
・潜在成長率は、資本投入量の寄与、労働投入量の寄与、および技術進歩などを反映する全要素生産性(TFP)上昇率に分解される。これによると、第113年以降の潜在成長率は、90年代からリーマン・ショックまでの値より低下している。第2にその主な要因の一つは全要素生産性上昇率の低下にある。
 
・現政権が掲げる新しい政策パッケージと、それを改訂した「未来投資戦略2018」は、どう評価されるだろうか。
まず情報通信技術の急速な発展に対応したインフラストラクチャーへの投資が強調されているのは妥当といえる。大容量・高速の通信技術を人々が広く利用できるようにすることは、これまでの電力や道路などのインフラと同様、イノベーション創出の基盤として不可欠であり、外部性(影響)が大きい点で政府の役割が期待される分野でもある。労働市場のインフラ整備を通じて人材の適切なマッチングを目指す施策も、資源配分の効率化を通じて生産性上昇に寄与すると考えられる。
 
・一方で新しい政策パッケージは、高等教育の無償化を実施する際に、支援対象となる大学の要件の第一に「実務経験のある教員による科目の配置」を挙げている。この施策で想定されている大学の役割は実業教育であり、世界のトップスクールと研究の最先端で競争し、それを通じてイノベーションの中核を担う大学の姿と大きく異なっているという指摘は、尤もだと思う。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁
 

遺伝子編集ベビー問題 科学者らが指摘する隠された『もう1つの狙い』

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MIT Technology Review記事「China’s CRISPR twins might have had their brains inadvertentlyenhanced 遺伝子編集ベビー問題 科学者らが指摘する隠された『もう1つの狙い』」(Antonio Regalado米国版 医学生物学担当上級編集者)が興味深い。

 
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・中国の研究チームは、遺伝子編集ツール「クリスパー(CRISPR)」を使って、双子の女の子として生まれたルルとナナのCCR5と呼ばれる遺伝子を着床前に改変した。その目的は、エイズの原因となるウイルスであるHIV感染に耐性を持たせることだったとしている。しかし新たな研究により、双子の女の子のDNAに施したのと同じ改変をするとマウスが賢くなるだけでなく、同じ変異を持つ人間の脳においても、脳卒中からの回復が向上し、学業での優秀な成績にも関係する可能性があることが示された。
 
・「おそらく、遺伝子編集された双子の脳にも影響があるはずです」とカリフォルニア大学ロサンジェルス校(UCLA)の神経生物学者アルシノ・J・シルヴァ教授はいう。シルヴァ教授の研究室はこれまで、CCR5遺伝子が記憶の形成と新たなシノプス結合に果たす重要な役割を明らかにしてきた。
 
・「もっとも単純な解釈は、遺伝子の変異がおそらく双子の認知能力に影響を与えるだろうということです」。シルヴァ教授は、どんな影響が出るかについて正確には予測できないとして、「だからこそ、やってはならないのです」と語る。
 
・初の遺伝子編集による赤ちゃん誕生のニュースは、クリスパーがやがて、米国と中国の間でのバイオテクノロジー競争の一環として、超知性を備えた人間を作るのに使われるのではないかという不安に火をつけた。
 
・知能を向上させるための遺伝子改変はやるべきではないとはいえ、できないわけではない。「賢いマウス」を作り出した遺伝子操作は、知能の向上が可能であることを示したばかりでなく、CCR5の改変が絶大な影響力を持っていることも示しているとシルヴァ教授はいう。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁

風力発電展、スマートグリッドEXPO

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風力発電展で、「トップが語る風力発電事業の戦略と将来ビジョン」の基調講演があったが参考になった。
 
・(株)ユーラスエナジーホールディングス 代表取締役社長稲角 秀幸氏
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GE Renewable Energy Digital Services CEO Anne McEntee

 
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また、スマートグリッドEXPOで、「V2X/EV利活用」の特別講演も参考になった。
 
・三菱電機(株) 電力・産業システム事業本部 グローバル戦略統括部総合エネルギーシステム技術部長
マルミローリ マルタ氏
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・(一社)CHAdeMO協議会 事務局長 吉田 誠氏
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IT起業研究所ITInvC代表 小松仁
 

電子機器さらに小型化へ、北陸先端大のグラフィン製ナノスイッチ

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MIT Technology Review記事「Nano-switches made out of graphene could make our electronics evensmaller 電子機器さらに小型化へ、北陸先端大のグラフィン製ナノスイッチ」(EmergingTechnology from the arXiv)の内容が興味深い。

 

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MEMSデバイスは通常、シリコンチップ上に加工される。しかしシリコンスイッチはオフの状態で漏電するため、小型化するにつれて効率が下がってしまう。優れた選択肢としてグラフェン(炭素原子のシート)製スイッチを使うことがある。グラフェン製スイッチはナノメートル規模での加工が容易で、従来のシリコンチップにも比較的容易に組み込めるうえ、スイッチをオフにした際にも漏電がない。
 
1つ問題がある。グラフェンは、シリコンに触れると、急速に固着してしまう傾向があるのだ。曲がりやすいグラフェンの棒があり、その棒がシリコン電極に触れると回路が形成されるスイッチを想像して欲しい。棒が電極にくっついてしまえば、スイッチはそれっきりオフにならない。
この問題は「スティクション(付着)」として知られる。世界各国の政府がグラフェン研究に大きな投資をしてきたにもかかわらず、誰も優れた解決策を見い出せなかった。
 
・そこで登場するのが、北陸先端科学技術大学院大学の水田博教授の研究室に所属するクロトゥンガン・ジョティラマリンガム博士研究員らのチームだ。同チームは解決策を見つけ、それを活用して、スイッチや論理ゲートとしても機能するグラフェンベースのNEMSNano Electro Mechanical Systems)デバイスを作製した。
 
・手法は素直なものだ。ナノ結晶グラフェンでシリコンチップを覆い、表面に急速に固着させる。それから、抵抗として機能し、様々な形状に曲げられる素シルセスキオキサンの層を被せる。さらにその上に、別のグラフェン層を置く。
最上層のグラフェンを棒状に成形し、電極の両端にしっかりと固定するのがミソだ。そうしたら、グラフェン棒の下の部分の水素シルセスキオキサン層を除去し、グラフェン層の上で宙吊りの状態とする。
この棒を曲げるのは簡単だ。層同士の電位差により、グラフェン棒をチップの方に曲げる力が生まれる。棒が低い面に触れると回路が形成され、論理回路やデータ保存のプロセスに利用できる。
 
・ジョティラマリンガム博士研究員らのチームはこの手法を用いて、単体スイッチやアレイなど、原理を証明するための様々なナノスイッチを作製した。1.5Vほどの低電圧でもデバイスはうまく動作したという。さらにグラフェン棒と他の導電層との絶縁が良好なため、スイッチがオフの状態で漏電がほとんどなかったという。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁

はみ出せ学界!ハカセが挑む

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学界の常識からはみ出して道を切り開く博士たちの姿を紹介する日経記事「はみ出せ学界!ハカセが挑む」が面白い。
 
1AI起業家、岡野原の多次元頭脳
人工知能(AI)開発のスタートアップ企業、プリファード・ネットワークス(PFN)を創業した「論文オタク」のハカセ。

 
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2)生命科学のプリンス、上田の尽きぬ探究心
すでに2つの研究で世界のトップになった東京大学教授。
睡眠と覚醒のリズムを刻む「体内時計」の研究で世界的な権威。
いま没頭するのは生物の体を「透明化」する研究。

 
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3)雷の解明を市民と 榎戸に見る科学新潮流
宇宙とも関わりを持つ雷雲からの放射線「ガンマ線」の謎の解明。京都大学白眉センターの特定准教授。
 
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4)「ミニ肝臓」が砕く年功序列、武部の超コミュ力
史上最年少で東京医科歯科大学と横浜市立大学の教授職まで上り詰めた。
iPS細胞を使い立体的な「ミニ肝臓」を作ることに成功した。
 
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5)宇宙をみんなの手に、中村の小さくて「大きな夢」
宇宙スタートアップ、アクセルスペース最高経営責任者(CEO)の中村友哉(39)。超小型衛星を地球の周りに並べ、誰もが衛星から地上を眺めてビジネスアイデアを競い合う社会にしてみせると奮闘する。

 
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IT起業研究所ITInvC代表 小松仁
 
 

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