香りの高いシナモンが巻き込まれたパン生地の上に、白くて甘い砂糖のフロスティングがたっぷりとかけられているアメリカ的なロールを焼くシナボン社は、54カ国1100店にチェーンを広げ、年間1億個、10億ドルを売り上げているらしいが、同社キャット・コール会長の経歴を瀧口範子さんが伝えている。もうひとつのアメリカ的なチェーン、フーターズ社の世界拡大に関わり副社長にまで昇り詰めた後、3年前の32歳の時COOとしてシナボン社にやってきたという。コールの母親はシングルマザーで家計は苦しかったようで、コールは高校生だった16歳の時からフーターズでアルバイトを始めていたが、19歳の時、オーストラリアへ行って新店舗開業を手伝って欲しいと言われたのを契機に昇進を続け、20歳で本社の人材訓練担当に、26歳で副社長になる一方、大学は中退状況だったが、夜や週末に勉強しながらMBAを取得しているとのこと。あらゆる変化は自分のための学習であり、自分が物ごとのいい面を見いだせる才能があるとし、みんながダメだと思っていても、その状況や相手のポジティブな面を見ることによって、それが可能だと見える特性をもっているらしい。女性ながらこの逞しさは素晴らしいと思う。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/person/20130624/250094/
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iPhone5sのハード面の最大のトピックスは、スマホ初のアームアーキテクチャー採用64ビットCPUを搭載したことだが、日経産業新聞記事にあるように、アームの強さは、1990年の創業以来の低コスト、省電力の設計に由来するとされている。アームが担うのはあくまで最上流の設計のみで、メモリー制御やグラフィックスなどの各種機能を統合し、SoC(システム・オン・チップ)に仕上げるのは各半導体メーカーの役割というフォーメーションで、インテルが設計から製造までを手掛ける垂直統合モデルを強みとしている点から、今後の展開が興味深い。
http://www.nikkei.com/article/DGXZZO61980940R01C13A1000000/
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