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Channel: IT起業研究所 ITInvC 代表小松仁
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Googleは人間過ぎるAIの運用を開始、Duplexが電話してレストランを予約

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シリコンバレーVentureclef代表の宮本和明さんが、「Googleは人間過ぎるAIの運用を開始、Duplexが電話してレストランを予約」と紹介している内容が興味深い。
 

 
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Duplexは人間のように会話するAIで、レストランの店員と話してテーブルを予約するらしいが、開発者会議Google I/Oで発表された際、話し方があまりにも人間そっくりで、本当に存在するのか疑問視されていたのは、面白い。
 
Googleはライブデモを実施し、Duplexが実存することを示し、これらの疑念を払しょくし、更に、来月7月からDuplexのサービスを開始することも明らかにしたようだ。
 
ただし、GoogleDuplexの背後でオペレータが運用を支えていることを明らかにしているらしい。
 
Duplexが応対できるケースは8割程度で、処理できない時には人間のオペレータに回送され、会話の途中で問題が起こると、Duplexはオペレータに繋ぐと述べて(I think I got confused. Hold on, let me get my operator.)、電話を転送するようだ。
 
Duplexはレストランの予約の他に、ヘアサロンの予約もでき、また、祝日の営業時間の問い合わせにも対応していて、これらの機能が順次、一般に公開されるらしい。
 
いずれにしても、人間に代わってAIが電話して予約する時代が始まろうとしているのは間違いないだろう。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁
 


東大の研究者がサッカー賭博必勝法を考案、締め出しを食らう

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MIT Technology Review記事「The Secret Betting Strategy That Beats Online Bookmakers 東大の研究者がサッカー賭博必勝法を考案、締め出しを食らう」(Emerging Technology from the arXiv)は、面白い。
 
東京大学先端科学技術研究センターのリサンドロ・カウニッツ研究員(201710月当時)と数人の同僚たちが、「サッカー賭博必勝法」を編み出した、賭け屋のリスク・ヘッジを逆手にとった単純なアイデアが出発点だというが、研究者たちの高い勝率を知った(と思われる)賭博業界は、彼らが賭けに参加するのを制限するようになったというのは、さらに面白い。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁

エアバス、貨物室に寝室オプション ゾディアックと提携、LD-36コンテナ活用

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エアバスは、航空機の貨物室に寝室を追加するオプションの開発に向け、仏サフラン傘下のゾディアック・エアロスペースとの提携を発表し、2020年までにサービスの提供を始めたいとしているのは面白いが、有用性はどうだろうか。
 

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 寝室は貨物コンテナ型のモジュールで、客室階下にある既存の貨物室エリアを活用、貨物コンテナ「LD-36」(318センチ×244センチ×163センチ)の中に、乗客が利用できるベッドを並べ、乗客は客室から階段を降りて、寝室モジュールへ向かうことになるという。
 
IT起業研究所ITInvC 代表 小松仁
 

シリコンバレーではこれを"Lean Startup"と言います

フェイクニュースに苦戦のFBが頼る、英AIスタートアップの力

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「フェイクニュースに苦戦のFBが頼る、英AIスタートアップの力」というForbes記事が面白い。
 

 
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フェイスブックがロンドン本拠のAIスタートアップ「Bloomsbury.ai」を買収したが、Bloomsburyは自然言語処理に強みを持つAIの「Cape」を開発し、文書の内容を分析し、質問に答えることができるという。
 
この関連の動きは速そうだが、今後を見守りたい。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁

茂木健一郎さんがひも解く「大迫半端ないって!」ブームの真の意味

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茂木健一郎さんが、どうすれば、たくさんの言葉の中で生き生きとした「生」を確保できるのか、脳の仕組みから、一つの提案ができる、それは、「感情のタグ付け」だというのは面白い。
 

 
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もともと、脳の中で感情の中枢である「扁桃体」と、記憶の中枢である「海馬」の間には密接な関係があるらしい。
 
接する言葉のうち、気になったものを扁桃体がタグ付けして、その情報を海馬に送る、このような感情の処理は、大脳新皮質に比べて時間的に「先回り」していることが知られているという。
 
「今から大脳新皮質で処理される言葉は、感情的に重要ですから、注意してください」というような情報を、海馬に送る、海馬は、大脳新皮質と共同して、入ってくる言葉を記憶し、定着する、だから、心が動かされ、感情のタグ付けがされた言葉は、それだけ強く記憶されることになるようだ。
 
中西隆裕選手が発した「大迫半端ないって!」は、自分の気持ちをただ素直に表現したものだろう。
 
西野朗監督の「ベルギー戦が終わった後の背中に感じた芝生、見上げた空の色は忘れるな」も、メディア向けに練り上げられたものではないだろう。
 
むしろ、意識せず、自然に出てきた言葉だからこそ、その人柄が素直に伝わってきて、聞く者の心を動かし、印象深い言葉として記憶されたというのは、尤もだと思う。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁

シリコンバレーでは、なぜ子どもとテクノロジーを引き離そうとするのか

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20185月に開催した開発者会議「Google I/O 2018」で、Googleは次期Android OSAndroid P」を発表、そこにスマートフォンの利用動向を確認できるダッシュボードと、1日当たりの利用制限をアプリ単位でかけられる仕組みを取り入れたという。
 
20186月にはAppleが、9月配信予定のiOS 12で新機能「スクリーンタイム」を盛り込むことを明らかにしたが、Android Pと同じように、スマホの利用動向を毎週レポートし、使いすぎのアプリをリストアップして、必要であれば制限をかけられるようにする機能のようだ。
 
AppleiOS 12に施した子ども向けの機能として、子どもにiPhoneiPadを持たせることで、親は自分のiPhoneから子どものiPhoneの利用動向を確認できるようになるらしい。
 
就寝する時には朝まで操作できないようにする「ダウンタイム」も設定でき、そのほかにも、プライバシーやセキュリティの管理、アプリの起動許可などを親がコントロールできる機能を用意したという。
 
IT起業研究所ITInvC 小松仁
 

英ジャガー、WaymoにI-Pace SUV納入――2万台の自動運転ライドシェアリング・サービス準備中

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以前はGoogleの自動運転プロジェクトだったがスピアウトしてAlphabet傘下の独自企業となっているWaymoは、オンデマンドのライドシェアリングの他にも商品配送、トラックを利用した物流などのロジスティクス、他の公共交通機関との連携など幅広い分野で自動運転を実現しようとしているようだ。
 

 
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IT起業研究所ITInvC代表 小松仁


米中ハイテク戦争、次世代スパコン開発でもつばぜり合い

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MIT Technology Review記事「米中ハイテク戦争、次世代スパコン開発でもつばぜり合い」(Martin Giles サンフランシスコ支局長)によれば、中国と米国が、スーパーコンピューターの次のマイルストーンとなるエクサスケール・コンピューティングを実現しようと国の威信をかけた激しい競争を繰り広げているようだ。
 
なお日本と欧州もそれぞれ独自のコンピューター開発に取り組んでおり、日本では2021年、欧州では2023年には稼働が予定されている。
 
データをプロセッサー間で移動させたりストレージに出し入れさせたりするのには大量のエネルギーが必要となるらしく、消費電力を抑えるために、メモリーチップの3次元スタックを計算コアのできるだけ近くに置き、データの移動距離を縮めているらしい。
 
また、中国では、複数のチームが約15のアプリケーション分野に取り組んでいるといい、米国の取り組みは、天体物理学や材料科学を含む25に上る分野に及ぶとされている。
 
本当に大切なのは、強力なコンピューターを、世界中の最も困難な問題の数々を解決するのにいかに役立たせるかということという指摘は的を射ていると思う。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁

国内ライドシェア禁止に『信じられない』=ソフトバンクG社長

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NewsPicks記事で、「国内ライドシェア禁止に『信じられない』=ソフトバンクG社長」とあるのは、全くその通りだと思う。
 

 
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規制緩和が進まない日本の状況について、「国が未来の進化を自分で止めている」、「過去を守りたい、未来を否定する、もう考えられない状況だ」というのも、尤もだと思う。
 
「(ライドシェアサービスで)需要を予測することによって、より交通の混雑が減り、より事故が減り、より需要と供給をマッチできるということがいま米国や中国、欧州などいろいろな国で起きている」としているのも、よく理解できる。
 
IT起業研究所ITInvC 代表 小松仁

胎児の心臓病を検出、コペンハーゲン大が新方式の磁力計を開発

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胎児の心臓の電気的な活動を十分な精度で検出できる装置はこれまでになかったが、コペンハーゲン大学の研究者らは光ポンピング磁力計を改良して、常温で胎児の心磁図をとれる装置を開発したらしい。
 

MIT Technology Review記事「A better way to measure magnetic fields could make fetal heartproblems easier to detect 胎児の心臓病を検出、コペンハーゲン大が新方式の磁力計を開発」(Emerging Technology from the arXiv 最新の研究成果とPhysicsarXivプリプリントサーバーに掲載されるテクノロジーを取り上げるコーネル大学図書館のサービス)

 

 
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IT起業研究所ITInvC代表 小松仁

「Amazonの家」 カギは「三河屋」

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シリコンバレーのScrum Ventures Founding Partner宮田拓弥さんが、住宅大手のLennarと組んでAmazonが全米に「Amazon Experience Center」という「Amazonが考える未来の家」が体験できるモデルルームをオープンしたというので、早速行って来たと紹介している。

 

 
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「玄関」は、Amazonのスマートホーム戦略の一つのキーで、昨年の10月からAmazon Keyというサービスを提供しているようだ。
 
クリーニングサービスやショッピングの宅配など、これまでは自分が自宅にいないと受けることができなかったサービスを、スマートキーのワンタイムキーを使うことで実現したプラットフォームになっているらしい。
 
自宅という究極のプライベート空間の鍵を他人に渡す、というのは抵抗がある人も多いようで、ネガティブな体験記もたくさん書かれているらしいが、同様のサービスを始めたWalmartでも申し込みが殺到しているということで、若者を中心に便利さを重視する層には受け入れられて行くのかもしれないというのは分かるような気もする。
 
やはり「Amazonの家」の中心は、Alexa対応家電とうことらしい。
  
スマホのように誰かがOS的な立ち位置をとり、さまざな家庭用サービスがアプリ化される流れに向かうことは間違い無いだろうという。
 
かつて町の酒屋さんである三河屋さんが御用聞きとしていつでも自宅に来てくれたように、「Amazonの家」は人のサポートありきで設計されているようだ。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁
 

ボサノヴァ・シンガー小野リサが、 ジョビン・ファミリーを迎えて贈る豪華ステージ

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昨夜ちょっと久しぶりにBlueNote Tokyoで、デビュー30周年を迎える小野リサさんのボサノバをタップリ聴いた。
 

 
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ボサノヴァ誕生も60周年で、“ジョビン・ファミリー”のパウロ・ジョビン、ダニエル・ジョビンをスペシャル・ゲストに迎えたスペシャルセッション。
 
ボサノバといえば、「イパネマの娘」など不朽の名曲を生んだ“ボサノヴァの父”アントニオ・カルロス・ジョビンが始めたものといえるが、パウロとダニエルはそれぞれ、アントニオ・カルロス・ジョビンの息子、孫にあたる。
 
あっという間に時間が過ぎてしまったが、余韻は長く残った。
 
IT起業研究所ITInv C 小松仁

専門知識なしで量子プログラミングを、グーグルが無償ソフト公開

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量子プロセッサーの開発が進む一方で、量子コンピューターで実行するソフトウェアを作成できるのは依然として、高度な専門知識を持つ一握りの研究者に限られているようだ。
 
グーグルは新たに、専門知識が無くても、量子コンピューターで実行するアルゴリズムを開発できるオープンソース・ソフト「サーク(Cirq)」をリリースしたという。
 
MIT Technology Review記事「Google wants to make programming quantum computers easier 専門知識なしで量子プログラミングを、グーグルが無償ソフト公開」(Martin Giles  サンフランシスコ支局長)
 
 

 
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量子コンピューターでは、10を表す標準的なデジタル・ビットではなく、「キュービット(量子ビット)」を使用するが、キュービットは「重ね合わせ」として知られる現象によって10を同時に表せ、また、物理的に接続されていない状態でも互いに影響を及ぼすことができる。
 
加えて、繊細な量子状態を維持できるのは、ほんの一瞬であり、キュービットを活用するには従来とは全く異なるソフトウェアが必要になり、現在のところ、量子コンピューター向けのプログラムを書けるのは、高度な専門知識を有する極めて少数の開発者に限られているらしい。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁

ラスベガスのバーで最新型ロボット・バーテンダーが腕を振るう

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MIT Technology Review記事「Boozy bots could serve you up your next cocktail ラスベガスのバーで最新型ロボット・バーテンダーが腕を振るう」(Erin Winick  associate editor)で、4月のカリブ海クルーズHarmony of the Sea船内で見たのを思い出す。
 

 
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IT起業研究所ITInvC 小松仁
 


フェイスブック、衛星インターネット参入へ

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フェイスブックは、2019年初頭に人工衛星を打ち上げる計画を認めたという。
 

 
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フェイスブックは、SpaceXやボーイング、OneWeb(ソフトバンクが出資)など、インターネット衛星を開発するテック企業の一員に加わることになる。
 
SpaceX(最新のブロック5ロケットも含む)などの民間企業は、さらなる衛星の打ち上げを計画しており、宇宙ベースのインターネット接続はより実現可能な選択肢となっているようで、こうした民間企業は光ファイバーケーブルよりも宇宙を有望と考えており、特にインターネットを接続困難な地域で使えるようにする重要な鍵になると見ているのは、的を射ていると思う。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁
 

グーグルXのエネルギー貯蔵PJ、ゲイツ・ファンド支援で独立か

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グーグルの子会社Xは、溶融塩を使ったエネルギー貯蔵プロジェクト「マルタ計画」を進めているらしく、この計画を別会社として独立させるため、ビル・ゲイツのエネルギーファンドと手を組む動きがあるという、MIT Technology Review記事(James Temple [米国版]のエネルギー担当上級編集者)が面白い。
 
 
 

 
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発電量が不安定な風力発電や太陽光発電による電力が、総電気供給量に占める割合がより一層高まっており、安価で優れたエネルギー貯蔵は必要不可欠であるのは明らかだろう。
 
提案されたシステムは、太陽光・風力タービンで生成した電力を熱エネルギーに変換し、最終的には、溶融塩が入った巨大なタンクと冷却液が入ったタンクに熱として蓄えられるものらしい。
 
4月に取得された特許および溶融塩を使ったエネルギー貯蔵の基礎を築いた科学者であり、ノーベル賞受賞者であるスタンフォード大学のロバート・ラフリン教授が、このテクノロジーに関して発表した科学論文の補足説明によると、この方法は「高温側から低温側に向かって機械的にタービンを回転させる暖かい空気」を運ぶ熱機関を使うことで、以前の蓄熱システムよりも高効率・低コストを達成できたという。
 
詳細は不明だが、今後に注目したい。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁

英国のAI最前線:産学連携とデータの利用環境が強い~東京大学 松尾豊特任准教授~

ベーシック・インカムは人々を幸せにするのか? 世界最大の実験で見えた変化

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MIT Technology Review記事「ベーシック・インカムは人々を幸せにするのか? 世界最大の実験で見えた変化」(Brian Bergstein テクノロジー・ジャーナリスト 副編集長、編集主幹を歴任)が興味深い。
 
 

 
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カナダのオンタリオ州ではベーシック・インカム(最低所得保障制度)の大規模な実験が実施されているが、4000人を対象に年間13000ドルを3年間支給する世界最大規模の実験らしい。
 
シリコンバレーが考えるユニバーサル・ベーシック・インカム(UBI)とは異なるこの取り組みは、人々の不平等を減らし、働き方や暮らしを変え始めているようだ。
 
なかなかベーシック・インカムが実感としてわからない点も多いが、この記事内容は参考になると思う。
 
IT起業研究所代表ITInvC代表 小松仁

戦場のシンギュラリティ(AIと無人化 変わる安保)

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慶應義塾大学総合政策学部の神保 謙教授(東京財団上席研究員)が、近未来に「全ての作戦領域に革新的変革をもたらす」ことが確実視されるのが、人工知能(AI)とロボティクスというのは、残念ながら的を射ていると思う。

 
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現代の軍事組織はすでに高度にネットワーク化され、政策決定者、司令部、部隊、兵士個人がリアルタイムに戦場空間を認識でき、すでに無人化システムは、対テロ作戦、警戒監視、危険性の高い戦域での活動で本格的に運用されているというのは間違いないだろう。
 
後はAIとロボティクスの応用で、人間が「判断の環」に組み込まれていた軍事システムから抜け出し、自律的な軍事行動やロボット同士の戦闘さえ展開されるかもしれない、これが「戦場のシンギュラリティ(特異点)」と呼ばれる未来像というようだ。
 
ロボットが人間の生命を奪うことへの倫理的問題や法的責任についても、国際社会はまだ議論を始めたばかりであるという。
 
「戦場のシンギュラリティ」の到来は不確実だが、無人化システムとロボティクスは勢いよく安全保障の諸相を変革させており、日本を取り巻く安全保障環境が厳しさを増し、長い国境線と広大な排他的経済水域を持ち、少子高齢化が進み自衛隊員の確保が困難な状況において、無人化システムとロボティクスの導入は我が国でも積極的に検討されるだろうという指摘は、尤もかもしれない。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁

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