シリコンバレーVentureclef代表の宮本和明さんが、「Googleは人間過ぎるAIの運用を開始、Duplexが電話してレストランを予約」と紹介している内容が興味深い。
Duplexは人間のように会話するAIで、レストランの店員と話してテーブルを予約するらしいが、開発者会議Google I/Oで発表された際、話し方があまりにも人間そっくりで、本当に存在するのか疑問視されていたのは、面白い。
Googleはライブデモを実施し、Duplexが実存することを示し、これらの疑念を払しょくし、更に、来月7月からDuplexのサービスを開始することも明らかにしたようだ。
ただし、GoogleはDuplexの背後でオペレータが運用を支えていることを明らかにしているらしい。
Duplexが応対できるケースは8割程度で、処理できない時には人間のオペレータに回送され、会話の途中で問題が起こると、Duplexはオペレータに繋ぐと述べて(「I think I got confused. Hold on, let me get my operator.」)、電話を転送するようだ。
Duplexはレストランの予約の他に、ヘアサロンの予約もでき、また、祝日の営業時間の問い合わせにも対応していて、これらの機能が順次、一般に公開されるらしい。
いずれにしても、人間に代わってAIが電話して予約する時代が始まろうとしているのは間違いないだろう。
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁