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Channel: IT起業研究所 ITInvC 代表小松仁
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IoTは「過度な期待」のピーク期”にあったが、“幻滅期”に入った(?)

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新しいテクノロジーの成熟度や採用率を示すガートナーの「ハイプ・サイクル」で、IoTは、昨年ぐらいまで「過度な期待」のピーク期にあったが、幻滅期に入った(?)という見方があるようだ。
 
実用化まではまだまだ距離があると、課題が浮き彫りになってきたとして、シスコシステムズ鈴木和洋専務(IoT事業統括)が、2つ挙げているのが参考になると思う。
 
1)データを効率的に、しかもセキュアに取得しなければならない。
汚いローデータのままでは処理できないので、データを正規化する必要もある。
 
21社では何もできないため、各社各様の狙いや意図があるなか、それをまとめていくことの難しさ。
 
どんな新しいテクノロジーも、“黎明期”から“本物”になっていくためには、このサイクルを経る必要があるという指摘は、的を射ていると思う。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁
 

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北朝鮮と韓国間の非武装地帯 配属されたスイス軍人の日常と任務

CES2018 日本の企業が集まってセンシング技術を紹介

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IoTNEWSが、CES2018の日本の企業が集まってセンシング技術を紹介しているブースを紹介している。
 
やはり日本の強みの一つはこのような分野であることは間違いないだろう。
 
THK 「人が外部環境から感じる」ということを可視化するという取り組みと椅子の座面部にセンサーをつけて座っている人の微小な振動を補足するというデモ
 
・日立 3D Lidar(動く人を捉えて、3D空間上に可視化することができる)とレンズレスカメラの展示
 
・オムロン EYEARTという覗き込むと視線を追いかけるというデバイス
 
・パナソニック シート型の感圧センサーの展示
 
・セミテック 小型の非接触温度センサー
 
NEC 瞬時に顔認識をするという顔認識センサー
 
・磁界センサー 下から磁気を放射すると、このセンサーを空中にかざした時、その位置や傾きなどがかなり正確に取得することができる
 
DNP 電子ペーパーと電子インクの技術を使った壁と洋服の展示
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁
 

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Intelが49キュービットの量子チップを開発

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CES 2018で、Intel49キュービット(量子ビット)の量子チップを開発したと発表している。
 
また、20179月に発表した、脳の仕組みを模倣したニューロモーフィックコンピューティング用の試験的なチップである「Loihi」が正常に機能し、数週間で簡単なオブジェクトの認識を行えるようになっており、大学や研究機関に提供し、応用事例を模索する取り組みを進めていくようだ。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁
 

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2018年は日本の電力市場の転換点になる(?)

CES 『5G×AI×IoT』が生む巨大ビジネス

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CESで号砲『5G×AI×IoT』が生む巨大ビジネス」と、ITジャーナリスト小池良次さんが紹介している内容が興味深い。
 
201712月に携帯電話向け通信規格の標準化団体である3GPPが、5Gの新規格「5GNR」を発表し、米国ではモバイル通信事業者として米ベライゾン・コミュニケーションズと米AT&Tがサービス開始の先陣争いを進めているようだ。
 
LTEが端末とサービス事業者をつなぐデータ通信、「モバイルアプリケーションに最適化」しているのに対し、5Gはあらゆるモノがネットにつながる「IoT」向けのサービスに最適化している点を指摘しているのは、よく理解できる。
 
パワフルなAIを載せられる自動運転車が5Gサービス開発の先鋒となるだろう、中国はチャイナスピードで走っていると、中国のインターネット検索最大手の百度(バイドゥ)最高執行責任者のチー・リュー氏が話しているらしい。
 
今年のCESの特徴は「5G」と「AI」が組み合わさって「IoT」という新サービスを作るところにあり、3つの技術革新の波が重なるので、そのインパクトが大きくなるというのも、尤もだと思う。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁
 
 
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人工知能 (AI) には果たしてニューラル・ネットワーク以上の意味があるのだろうか(?)

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人工知能 (AI) には果たしてニューラル・ネットワーク以上の意味があるのだろうか、というかつてウーバー(Uber)でAI研究所の所長を務めたニューヨーク大学のゲイリー・マーカス教授(心理学)の問いかけは興味深く参考になると思う。
 
マーカス教授はニューラル・ネットワークを使う深層学習システムについての評論を発表し、その中で、現在のAIのいくつかの誇大広告について批判しているようだ。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁
 
 
 

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NVIDIA Press Event at CES 2018


CES NVIDIA対インテル

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ジャーナリストおよびリサーチャー小池良次さんが、「NVIDIA対インテルCESで火花 AIや自動運転」と報告している内容が興味深い。
 
18年は、大きな技術革新の波が重なる年といわれ、AIは既存情報処理が苦手としてきた画像や音声などを処理できるため、コンピューティングの活用分野が大きく広がり、その影響は多種多様な業界に広がっている、というのは的を射ていると思う。
 
また、従来の100倍以上のスピードがでる第5世代モバイルブロードバンドの整備が18年から動き出し、VRや拡張現実(AR)といった新しい映像コンテンツが広く配信できる環境も目前になってきたが、こうした高度なネットワーク環境とAI技術により、自動運転車を筆頭とする様々な機器やインフラがより高度なサービスを提供できるようになる、というのもよく理解できる。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁
 

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Barack Obamaはソーシャルメディアの“バブル”を警告

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Techcrunchの「Netflixが初めてのトークショー番組を開始、最初のゲストBarack Obamaはソーシャルメディアのバブルを警告」の内容が興味深い。

 
David Letterman(70)は、30年あまりの芸歴と人気を誇るお笑いタレント兼番組ホストらしい。
 
“あなたが何に傾斜している人であれ、結果はそれをベースに送られてくる。そして時とともにそれは、一層強化されていく”、 “それがまさに、Facebookのページでも起きていることであり、しかも最近はニュースをFacebookで得る人がどんどん増えている。そうなるとやがてあなたは、泡(バブル)の中だけで生きるようになる。それが、私たちの政治が今、非常に分極化している理由の一部だ、というオバマ前大統領の言葉は、尤もだと思う。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁
 
 
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グーグルスマホ「Pixel 2」でAIチップが稼働 現実と仮想の境界が消滅

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Ventureclef代表の宮本和明さんが、グーグルスマホ「Pixel 2」でAIチップが稼働、ARでスターウォーズをリアルに生成でき現実と仮想の境界が消滅、と伝えている内容が興味深い。
 
Google201712月、拡張現実アプリ「AR Stickers」を投入、このアプリを使うと、ビデオや写真にオブジェクトやテキストをAR (Augmented Reality、拡張現実) として組み込むことができるようだ。
 
ARは仮想コンテンツ (スターウォーズのキャラクターなど) を現実社会 (ビデオや写真) に組み込む技術を指しているが、ARCoreは三つのモジュールから構成されるようだ。
 
Motion Tracking
ARコンテンツの現実社会における位置を把握し、スマホでコンテンツをトラックする技術 (キャラクターの位置決め技術)

カメラが動くにつれ、ARCoreConcurrentOdometry and Mapping (COM) というプロセスを実行し、カメラの位置関係を把握する。イメージの中の特徴的なポイント (Feature Point、下の写真で印の個所) を把握し、それらがどのように変化するかをトラックし、空間の中でカメラの位置を把握する。

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Environmental Understanding
現実社会でフラットな箇所を検知し、その場所と大きさを把握する技術 (平らな場所を検知する技術)
ARCoreは現実社会の中で平らな場所を検知する (下の写真でドットで示されたマトリックスの部分)。平らな場所とはFeature Pointが共通した水平面を持っているところで、これを「Planes」と呼ぶ。テーブルや床などの平らな部分がPlanesとなる。
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Light Estimate
現実社会における光の状態を把握する技術 (明るさを把握する技術)
ARCoreは現実社会の光の状態を把握する。具体的には、カメラで捉えたオブジェクトの平均的な光の強さを把握する。この情報をアプリに渡し、生成するオブジェクトをこれと同じ明るさにする (下の写真、明るい場所の猫は明るく描かれる)
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AR Stickersのインパクトは大きく、これ程リアルな仮想オブジェクトをスマホで生成できるとは驚きで、今まではプロの世界に限られていた特撮をPixel 2でできるようになったわけであるが、ワクワクするアプリであるとともに、現実と虚構の世界の垣根がなくなり、少し危険な香りのするアプリでもある、という指摘は尤もだと思う。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁
 

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テレマティクス・コントロール・ユニットTCUの量産出荷

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パナソニックの社内カンパニーであるオートモーティブ&インダストリアルシステムズ社は、スペインの自動車部品・システムサプライヤーであるフィコサ・インターナショナルS.A.との協業開発による新製品「テレマティクス・コントロール・ユニットTCU」の量産出荷を201712月より開始したようだ。
 
TCUGPS受信機を内蔵し、車両の位置情報と車両情報をクラウドサーバーに送信することで、事故発生時の緊急通報や、遠隔で盗難車両を追跡(GPSで車両位置確認)、車両トラブル発生時のディーラーサポートに加え、スマートフォンと連動したテレマティクスサービスにも対応しているらしい。
 
テレマティクスの進展が楽しみだ。

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IT起業研究所ITInvC代表 小松仁
 

ロボットは2017年、こんなに進化した

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MIT Technology ReviewAI担当上級編集者Will Knight氏の記事「ロボットは2017年、こんなに進化した」が、まとまっていて分かりやすい。
 
AIを巡る進化と誇大広告に対する考え方を示した文章として、パロアルトにある未来研究所(Institute for the Future)の共同創業者ロイ・アマラ博士が自ら語った格言「アマラの法則」で、「私たちは短期的にはテクノロジーの効用を過大評価し、長期的には過小評価する傾向にある。」というのは、多くの含みがあるが有益な指針であるとよく理解できる。
 
1)バク宙ロボット
ボストン・ダイナミクス(Boston Dynamics)。その素早い身のこなしからは、人型ロボットを複雑で困難な環境に適応できるように、急速に進化させている様子がうかがえる。
 
2017年にグーグルがボストン・ダイナミクスを日本のソフトバンクに売却したが、11月には「スポット(Spot)」という4足ロボットをお披露目し、同社が小型化と制御を着実に進化させていることが分かるという。
 
2)器用なピッキング・マシン
・カリフォルニア大学バークレー校のケン・ゴールドバーグ教授のチームは、多様な物体を持ち上げられるロボット・アームを公開している。
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バークレー校のロボットの注目すべき点は、入念なプログラムや練習の繰り返しではなく、バーチャル物体とそれらをつかむ動作を収めた大規模なデータベースの学習によって、動作を覚えたことで、その知識を利用して、未知の物体や変わった形の物を持ち上げることもできるようだ。
 
・マサチューセッツ州ケンブリッジを拠点とするスタートアップ企業ライトハンド・ロボティクス(Right Hand Robotics)は、ピッキング・ロボットの新たな作業分野における活用を推進している企業の1つという。
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倉庫業界は、ロボット革命の機が特に熟していると言え、倉庫作業のルーチン的要素の自動化について、たくさんの企業が開発に取り組んでいるらしい。
「ロボット導入でフォークリフト運転手の職がなくなる」
「産業用ロボの安全性を劇的改善、MIT発の超高精度レーダー」
 
アマゾンは最新型の倉庫ロボットの開発に投資し、アマゾンの広大な発送センターで数千人の人間が行なっているピッキング作業を機械にやらせるコンテストを開催している。
 

オーストラリアのロボティク・ビジョン・センター(Australian Centerfor Robotic Vision)が製作した2017年の優勝マシンは、わずか数枚の画像だけで新たな物体のピッキング方法を学習できるという。

 
アマゾンの倉庫ではすでに棚の移動にロボットを活用しているが、倉庫自体が利益を生み出す巨大なロボットのように見えるというのは、尤もだと思う。
 
3)完全自律運転

自動運転車のテクノロジーは着実に進歩しているが、その進歩を部分的に支えているのは新型のセンサーと優れた人工知能(AI)の手法であるのは間違いないだろう。
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自動車メーカーに目を向けてみると、テスラは半自動運転車の開発の手を緩めておらず、ウーバーなど数社は自動運転トラックを路上で走らせるために急ピッチで開発を進めているようだ。
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201710月にはヤマハが、自分でバランスをとって時速200キロでコースを走ることができる、素晴らしいロボット・バイクを披露しているらしい。
 
とはいえ、自動運転車が路上を支配する準備はまだ整っていない、機械の信頼性の問題やハッカーに簡単に乗っ取られてしまうなど重大な問題がいまだ残されたままだという指摘は、的を射ていると思う。
 
4)人間社会にとけ込むロボット
ロボット革命は今や、道路や倉庫以外の場所にも進出し、店舗やホテル、飲食店などの環境でテストされており、サンフランシスコ周辺で配達ロボットをテストしているスタートアップ企業も数社あるようだ。
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「工業デザイナーがデザインした、見た目がソフトな警備ロボット」
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IT起業研究所ITInvC代表 小松仁
 
 
 

35歳コンビ、『盛田・井深の再来』か  プリファードのすべて

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35歳コンビ、『盛田・井深の再来』か  プリファードのすべて(2)」が面白い。
 
「長谷川は若い西川と岡野原を偉大な先人と重ね合わせた。井深と盛田が東京通信工業(後のソニー)の設立趣意書に記した「自由闊達ニシテ愉快ナル理想工場」の夢。それを生まれたばかりの頭脳集団で実現させたいと言う。」
 
今後が楽しみなメンバーである。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁
 

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アリババの研究機関「Institute of Data Science and Technologies」によって開発されたAI

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MIT Technology Reviewによると、アリババの研究機関「Institute of Data Science and Technologies」によって開発されたAIが、スタンフォード大学のテストに挑戦、10000問以上の質問に対して、正確な答えを返すという課題で82.44点という高得点をマークしたという。
 
なお、競合する人間のスコアは82.304点、マイクロソフト社も同じテストで82.650点を達成したらしい。
 
現状ではまだ、米国の方が人材や技術で優勢にあると見られているが、今後、AI勢力図はどう書きかえられていくのだろうか、後から考えれば、2018年は「米中のAI競争が激化した年」として記憶されるかもしれないというのは、ジョークと言えないようだ。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁
 

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シリコンバレーが警告するAIの恐怖

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シリコンバレーが警告するAIの恐怖、その本質を『メッセージ』原作者(Ted Chiang氏)が分析」というBuzzFeedの記事は、考えさせる。
 
イーロン・マスク氏が、昨年夏の全米知事協会の会合での講演などで、繰り返し、「人工知能(AI)が人類文明の存在を根本から脅かす」と語っているのが理解できる。
 
マスク氏は“イチゴ摘みを任されたAI”という例で問題点を説明し、イチゴ摘みAIなど無害に思えるが、自ら変化して効率向上を目指すAIの場合、収穫を最大化する最善策は文明を完全に破壊して地球全体をイチゴ畑にすること、との決定を下す可能性があるという、つまり、害のなさそうな目標を追求する過程で、AIはまったく意図せず人類滅亡という副作用をもたらしかねない、という。
 
ほとんどの人は、マスク氏の描くシナリオなど他愛ないと感じるが、イチゴ摘みAIの危険性を現実的ととらえる科学者は、驚くほど多いらしい。
 
心理学では、ある人が自分の状態を自分で認識している場合、「洞察(insight)」という用語を当てはめるようだ。
 
例えば、精神障害を患っている人がその症状に気づいている状況を表すが、もう少し広い意味で使えば、行動パターンを自認できる能力を意味するようだ。
 
これはメタ認知の一例であり、自分の考えについて考えることでもあり、大多数の人間が持ち、動物が持たない能力という。
 
そして、AIが本当に人間並みの認識力を備えるかどうか確かめるもっとも優れた方法は、この種の洞察を実行できると示すことだというのは、尤もだと思う。
 
スタートアップ企業文化の精神は、文明破壊AIの設計図になる可能性があるという指摘は、的を射ていると思う。
 
かつてFacebookは、「素早く動いて破壊せよ」というモットーを掲げていた、その後「安定したインフラとともに素早く動け」に変わったものの、維持するのは自分たちが構築したインフラであり、他者のインフラなどでないとしている。
 
自分たち以外の世界を、自分の食べるオムレツに必要な卵と見なして割るような態度は、AIから見ると終末をもたらせという最優先命令になりうるというのもよく理解できる。
 
超高度AIは、地球をイチゴ畑で覆うことなど、AI自身やそれ以外の誰もが願っていないと知る必要がある、それ同様に、市場シェア拡大がほかのあらゆる問題を無視する理由にならないことを、シリコンバレーの企業は理解しなければならない、という。
 
私たち自身も、個人的な警鐘を耳にして物事の優先度を見直すことがよくあるが、企業にも同じことをさせなければならない、資本主義を完全に放棄させるのではなく、資本主義の遂行方法を考え直させるだけでよい、我々がシリコンバレーの企業に求めるべきなのは、彼らが恐れているAIより行儀よく振る舞わせ、洞察能力を備えていると示させることだ、というのは、的を射ていると思う。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁
 

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2nd RoboDEX Confarenceの基調講演

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nd RoboDEX Confarenceの基調講演で、経産省製造産業局産業機械化ロボット政策室の安田篤室長による「ロボット革命の実現に向けて」を聴いた。
 
「ロボット新戦略」などを踏まえた内容で、総括的な理解に役立つ。
 
また、川崎重工業橋本康彦常務執行役員(自動化推進担当、精密機械カンパニーロボットビジネスセンター長)による「川崎重工業が提案する、新たな産業用ロボットのあり方―高齢化社会に向けて必要なロボットー」も参考になった。
 
 
 
 
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁
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コンシューマー向けIoTの課題と5Gへの期待

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IoTNewsの「CES2018で感じた、コンシューマー向けIoTの課題と5Gへの期待」(電通 吉田健太郎氏)の内容が、興味深く参考になると思う。
 
大量のデバイスの収容、大容量・高速通信、低遅延、これら3つが5Gの大きな魅力であるのは間違いないだろう。
 
eSIMEmbedded SIM)は、SIMカードを使わずにモバイル通信ができるもので、SIMカード交換が不要なことはもちろん、小さなチップ型が主流のため、超小型デバイスにも搭載でき、これまでのSIMのように形状に影響を及ぼすこともなくなり自由なデザインでハードを設計することが可能とされる。
 
スマートウォッチも、靴も、ヘッドホンも、カバンやお財布、万歩計等も、eSIMによって、現在の形状を維持したまま、自立したモバイル通信ができるようになり、脱スマホ時代を示すものというのはよく理解できる。
 
CES2018でのQualcomm・百度・Verizonのキーノートの中で、2018年中にアメリカで5Gを開始するというコメントがあったように、アメリカの2大キャリアであるAT&TVerizonともに2018年中に5Gの提供を予定している模様らしい。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁
 

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マイクロソフトとPreferred Networks、深層学習における協業の進捗状況を発表

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「マイクロソフトとPreferredNetworks、深層学習における協業の進捗状況を発表」と、IoTNEWSが伝えている。

 

プロジェクト「ONNXOpenNeural Network Exchange)」(マイクロソフトとFacebookによる共同プロジェクトで、異なるディープラーニングフレームワーク間でAIモデルの相互運用性の実現を図る取り組み)にPFNと同社のDeep Learning Framework “Chainer” が参加することを発表したもの。

 
ディープラーニングを中心とした先端技術の持つ可能性を、実際のビジネスへ応用するよう、技術とビジネスの両面に精通したプロフェッショナルたちが集まるコミュニティDeep Learning LabDLL)にて開催してきた深層学習のハンズオンが、経済産業省から「第四次産業革命スキル習得講座認定制度」(通称「Reスキル講座」)として認定されたようだ。
 
今後は、深層学習プロジェクトを進めるにあたり、その大半を占めるデータ収集・加工や、ニューラルネットワークのデプロイメントや業務組込みなどを含む包括的なトレーニングカリキュラムを追加する予定らしい。
 
Preferred Networksの今後の活躍を期待していきたい。
 
IT起業研究所代表
 
 
 

ムーアの法則後見据えるインテル ニューロモーフィック・チップ ロイヒ(Loihi)

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MIT Technology Reviewの記事「Intel’s New Chips Are More Brain-Like Than Ever ムーアの法則後見据えるインテル、新チップはどこが画期的か?」(Will Knight 米国版 AI担当上級編集者)の内容が興味深い。
 

CESで性能を披露した「ロイヒ(Loihi」と呼ばれるデバイスは、ニューロモーフィック・チップ(neuromorphicchip)で、脳内の神経細胞やシナプスの機能を単純化された方法で模倣したコンピューター・チップであり、ニューラル・ネットワークのタスクに特化されているため、エネルギー効率が非常によく、そのため、モバイル機器や自動車、産業用機器に打ってつけのようだ。

 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁
 

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